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古き佳き青春の歌謡曲3:青春のパラダイス

2009年08月07日 | 歌謡曲
「東京の花売娘」を歌うこともあったが、それらに隠れてあまり選曲されず、現在、思い出のすみに追いやられてしまった名曲にこの「青春のパラダイス」がある。
 これは昭和21年に生まれたアップテンポな歌で、はつらつとして明朗な青春歌謡曲である。

 

 当時の人々は、戦争という名の嵐のもと“青春”という文字などほとんど忘れかけていた。だからこそいち早く、そして必死にその文字を思い出そう、取り戻そうとしていた。まさに日本が青春だったころである。
 そんな日本人の願いが自然と口から口に伝わりこの歌は、発売と同時に早いスピードで大ヒットしていったのだ。岡晴夫の甘い歌声は新しい時代の幕開けにはふさわしかったが、2年後の「憧れのハワイ航路」の出現でこの「青春のパラダイス」は隅に追いやられてしまったようだ。

 私は近年になって、この歌の魅力を再発見したのである。
それは、ボニージャックスがカバー曲として、この曲を収録したCDを聴いてからである。アップテンポの曲がコーラスグループのハーモニーに溶け込んで、見違えるような新鮮な曲になったように思う。
青春を絵に描いたような歌詞、アップテンポの溌剌とした曲、何ともいえない青春時代を回顧する良い曲なのである。
それ以来、私はカラオケでもこの曲をよく歌うようになった。
 それにしても、古き佳き青春の歌謡曲1~3が3曲共に岡晴夫の歌った曲だったというのはまったく偶然の結果である。

 岡晴夫とボニージャックスの歌唱を比べてみましょう。

岡晴夫 シングルレコードの歌唱。
ボニー・ジャックス 私の一押し、コーラスグループによる新鮮な歌唱。



   青春のパラダイス

  歌 岡晴夫  昭和21年
  作詩 吉川静夫  作曲 福島正二


  晴れやかな 君の笑顔
  やさしく われを呼びて
  青春の 花に憧れ
  丘を越えてゆく   
  空は青く みどり萌ゆる大地
  若きいのち かがやくパラダイス
  ふたりを招くよ

  囁くは 愛の小鳥
  そよ吹く 風もあまく
  思い出の 夢に憧れ
  丘を越えてゆく
  バラは紅く 牧場の道に咲く
  若きいのち あふれるパラダイス
  ふたりを抱くよ

  花摘みて 胸にかざり
  歌ごえ 高くあわせ
  美わしの 恋に憧れ
  丘を越えてゆく
  ゆらぐ青葉 白き雲は湧きて
  若きいのち うれしきパラダイス
  ふたりを結ぶよ


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