モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

久しぶりのきままな旅。マリンドリーム能生で海鮮三昧。親不知で翡翠探し。行動の自由は心の自由(妻女山里山通信)

2020-06-25 | アウトドア・ネイチャーフォト
 梅雨の晴天に三泊四日の旅に出ました。県をまたいでの往来ができるようになって初めての日曜日です。今回は高速は使わずすべて下道で行きましたが、交通量は増えたと思います。みんなステイホームでストレスが溜まっていたのでしょうね。私もその一人です。三密にならない里山や高原には行っていましたが。旅には出られないストレスがありました。新しいところへ行くことも考えましたが、このご時世。やはり知っているところへ。新しい発見や出会いもありました。やはり旅はいいなと染み染み思いました。

 国道18号から北信五岳道路を北上。18号に戻って上越へ。63号に入って8号に出るとまもなく久しぶりの日本海。マリンドリーム能生には昼頃着いたのですが、広い駐車場はほぼ満車でした。県外ナンバーもたくさん見られました。海岸べりの芝生では、大勢の人が紅ズワイガニを食べていました。雲ひとつない青空が眩しい。

(左)西側に三件の鮮魚店。北側に紅ズワイガニのお店。(右)スタンプカードを持っている海富丸へ。どこでもいいのですが、行きつけの店があるとおまけをしてもらえます。

(左)真ん中の鮮魚店で岩牡蠣を二つ買いました。1400円。レモン汁は?と聞かれましたが結構ですと。それがいいとおじさんがニッコリ。その方が岩牡蠣本来の味を堪能できます。(右)2000円でカニを。ひとサイズ大きなカニにしてくれて、更に3つの脚をおまけしてくれました。お腹いっぱいになる量です。下の桶にハサミとタオルと箸がありますが、食べ慣れているのでない方が速く食べられます。今は漁期ではないので冷凍のものですが、美味しいです。だってカニですから。

 満腹になってしばしお昼寝の後、親不知ピアパークへ。ここもほぼ満車でした。以前の記事にありますが、レストピアのタラ汁がついた幻魚丼は絶品です。波打ち際では多くの人が翡翠を探していました。

 左向こうに能登半島が見えます。私も翡翠を探しに海岸へ。真ん中の二人の綺麗なお姉さんはすれ違う時に目が合うと微笑んでくれました。日本の女性は見ず知らずの人にそういうことをしないので、フィリピーナかタイの女性でしょう。おそらく日本で働いている人たちだろうと思います。翡翠は見つけられたでしょうか。私も来月末から、フィリピン、タイ、ブラジル、ボリビアなどの女性たちと働くことになります。教育係も任されているので、英語やポルトガル語などもさらに勉強しなければなりません。

(左)翡翠ではないのですが、面白い石を見つけました。案内所の方が翡翠を売っているおじさんに聞いてみるといいというので行くと、珍しい石だね。光ってるのは白鉄鉱かな。火山岩ではなく堆積岩で、ベースは砂岩かなと。フォッサマグナミュージアムで見てもらうといいよと。(右)102トンある巨大な翡翠の原石。

(左)親不知方面。(右)ということで、フォッサマグナミュージアムへ行ったのですが、新型コロナウィルスで鑑定は中止中とか。残念。

 それではと、近くにある回遊式の日本庭園、翡翠園を初めて訪れました。元大阪芸術大学学長の中根金作先生の設計で、園内に「ひすい美術館」があります。素晴らしい庭園です。

(左)入り口を入ってすぐに70トンのコバルト翡翠。(右)新潟県名産の錦鯉も泳いでいます。餌をもらえると思うのか寄ってきます。

(左)総苞がねばるのでノアザミ。ケサランパサランが貼り付いています。何かの種ですね。(右)庭園のあちこちでコバギボウシが咲いていました。

(左)併設の「ひすい美術館」へ。中国から翡翠の彫刻職人を招いて作ったものだそうです。凄いです。(右)見事な香炉。

(左)中国の職人なので、菩薩像や母子像なども中国の香りがします。(右)なんと本水晶。右はなんと本象牙。お守りとして翡翠を買いました。その時に、係の方に総額どれぐらいになるでしょうと聞きました。よく聞かれるそうですが分からないそうです。見当もつきません。

 天津神社へ。拝殿の後背に左に奴奈川神社、右に天津神社が鎮座します。神社で勾玉(まがたま)の形をした翡翠の交通安全のお守りを買いました。早速車に吊るしました。これも「ひすい美術館」の制作だそうです。

(左)昨年も立ち寄った長者温泉ゆとり館へ。宿泊もできます。(右)夜は控えてマリンドリーム能生の中央の広場で売られている中華ちまき。二つで500円。10年以上、横浜中華街に通ったのでうるさいのですが、美味です。ほんのりと八角の風味もします。新潟名物の笹団子も売っていますが、笹団子は蒸したてに限ります。

 日本海に沈む夕日。観光客も帰って静かな夕焼けです。漁船が夜の漁に出ていきます。やがて遠くに漁火が。明日は富山に向かいます。左の能登半島のシルエットも、やがて闇に溶けて消えていきました。
 気象庁や気象予報士は、この夏を猛暑と言っています。インドネシアでまた火山が大噴火したというのに。フィリピンでも大噴火。彼らは1993年の冷夏の反省を全くしていません。なぜなら長期予報に火山噴火がアルゴリズムに全く考慮されていないからです。1993年の失敗が全く生かされていない。なぜ過去の失敗を活かせない。現在は梅雨前線で火山灰がブロックされていましたが、梅雨明けしたとたんに火山灰が日本列島を覆い冷夏になりました。事後に気象庁も認めました。なのにその経験が全く活かされていない。東北では米の収穫がゼロのところも。タイ米やカリフォルニア米が緊急輸入されたことを覚えていますか。同じ条件で今回が絶対に冷夏不作にならないという確かな根拠があったらぜひ教えて下さい。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせか、メッセージからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ウラゴマダラシジミの共演。... | トップ | ヒスイ海岸で翡翠探し・宇奈... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アウトドア・ネイチャーフォト」カテゴリの最新記事