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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

1月最後の日に妻女山展望台からの眺望、妻女山SDPが保全活動をする貝母群生地の陣馬平、堂平大塚古墳のログハウスへ(妻女山里山通信)

2021-01-31 | アウトドア・ネイチャーフォト
 1月最後の日に私がフィールドワークの拠点とする妻女山へ向かいました。私が度々訪れる上越市や十日町市など北陸地方は豪雪です。

 妻女山展望台からの長野盆地、善光寺平の眺望。西の茶臼山方面です。茶臼山南峰は、北峰とほぼ同じ標高の双耳峰だったのですが、山崩れで崩壊しました。左の尾根には信里小学校があります。これが素晴らしい信州の里山です。晴れていれば、あの里山の向こうに北アルプスが見えます。

 北の長野中心部の眺望。冬期長野オリンピックの南長野運動公園の向こうに富士ノ塔山。当ブログ内検索で出てきます。山頂は滋野御三家の流れをくむ土豪小田切氏の砦だった様です。上越市などは豪雪ですが、長野盆地・善光寺平はご覧の通り積雪はありません。ではこのまま春になるのでしょうか。そうは思えません。2014年の大豪雪を忘れるわけにはいきません。

 東には松代と、拙書でも紹介の奇妙山。山頂は古い山城。里山としては大きな山塊で、古い歴史が詰まった里山です。拙書では、一般的なコースから、たぶん私も二度と登ることはないだろうの超上級者向けのバリエーション・コースまで紹介しています。

 堂平大塚古墳から西方の眺め。晴れていれば仁科三山の鹿島槍ヶ岳の勇姿が望めます。

 堂平大塚古墳脇のログハウス。そして、我々が貝母の保全活動をしている陣馬平へ。

 貝母は球根だけが地中にあり、3月の上旬には雪と枯れ葉を押し上げて新芽が出てきます。満開は4月中旬から。左のアーカイブの毎年の4月の記事に満開の写真がアップされています。ぜひおいでください。それは見事なものです。

 菱形基線測点。仲間と髻山の群生地から移植したセリバオウレンも元気です。3月下旬に咲きます。

 陣馬平の分岐から堂平大塚古墳へ下る林道。

 戻って長坂峠からの善光寺平。

 下る林道は泥濘状態で車が滑ります。凍結したらこの林道はスタッドレスでは登れません。チェーンが必須です。

 林道入口に設置した石像。いずれ覆屋を作ります。妻女山招魂社に大きなテントが設営されていました。無人でしたが、どこへ向かったのでしょうか。里山を愛してくれる人たちでしょう。寒いので温泉に入りに行きます。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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