モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

茶臼山へ。ハンミョウ、ニホントカゲ。爬虫類女子。りんごの季節。クマバチ、アカスジツチバチ(妻女山里山通信)

2021-09-11 | アウトドア・ネイチャーフォト
 長雨の後晴れたので、粘菌が出ているだろうと茶臼山に向かいましたが、雨が降りすぎたためでしょうか皆無です。おまけに気温差が激しいために自立神経失調症の症状が激しく出てしまいどうにもなりません。山歩きは諦めてハンミョウを撮影に行きました。3日後に再訪したので追加しました。アカスジツチバチはちょっと希少。今秋は一日の寒暖差が激しく、調査では7割の人がなんらかの不調を訴えているとか。自立神経失調症と自覚していない人もいるでしょう。病気ではないので治療も難しい。症状により対策も異なります。最も自分にあったやり方を見つけるしかないですね。

 とにかく逃げまくるので撮影は困難を極めます。何十匹もいるのですけれどね。体調不良で動けないのでまあこんな日もあるさと動かずにシャッターチャンスを待ちます。ハンミョウ(斑猫)は、コウチュウ目オサムシ科のハンミョウ亜科に分類される昆虫の総称です。または日本列島の一部の地域に生息するナミハンミョウのことをいいます。天敵はいるのでしょうか。ニホントカゲがいましたが、襲う気配は微塵もありませんでした。

 なぜこの様な美しい色と文様をしているのでしょう。いくら考えても理由が分かりません。進化というのは進歩ではなく進化するが故に絶滅に至ることもあるのですが、こんな美しい偶然、実は必然を生み出すこともあるのです。彼らの生態を観察していても、その美しい色の必然性はまったく見えてきません。

 とにかく逃げまくるので最も撮影したかった顔の正面からの撮影はほぼ不可能に思えましたが、突然そのチャンスが訪れました。他の昆虫を捕らえて食べるため鋭い顎を持っています。美しく凶暴です(笑)。

 そんなハンミョウの生息地にニホントカゲが3匹ほどチョロチョロしていました。爬虫綱有鱗目トカゲ科トカゲ属に分類されるトカゲです。最近、爬虫類女子なるものが増殖しているらしいですが、ニホントカゲは要注目です。東京に住んでいた時は、ヤモリが入ってきて虫を食べてくれましたね。家守という理由ですかね。

 体調が最悪で帰ることにしました。オオスズメバチが葉っぱの上で何かしています。接写していたら突然振り向き飛び立ちました。危険ですが、キイロスズメバチやチャイロスズメバチに比べたらおとなしいです。

 たくさんのキノコ。毒キノコではないですがニガイグチの一種。もの凄く苦くてとても食べられません。右はチチタケかなと思いましたがハツタケの一種でした。辛くて食べられません。

 オヤマボクチ。飯山のオヤマボクチの葉の繊維を練り込んだ富倉蕎麦は絶品です。当ブログでも紹介しています。

 帰る途中で恐竜に遭遇。息子達が小さい頃、帰省中によく遊びに来ました。ティラノザウルスとかプロントザウルスとかたくさんあります。この上には、レッサーパンダで全国的に有名になった茶臼山動物園がありますが、来年3月中旬まで大改修中です。再オープン後はもの凄く魅力的な動物園に変身しているでしょう。南口は混むので北口からモノレール(片道100円)で登るとレッサーパンダが近くです。なんだか双子の赤ちゃんが生まれたそうで、まもなくお披露目になるとか。ここは山にある動物園なので結構高低差があります。余裕を持って午前中に入園するのがおすすめです。

 ツマグロヒョウモンのオスかなミドリヒョウモンかな。体調が最悪なので帰ります。帰宅しようかなと思いましたが、自立神経失調症にはぬるい温泉に浸かるのがいいので戸倉上山田温泉へ。

 茶臼山の山麓は日本有数のりんごの名産地です。今の時期ですとサンつがるとか。最近は色々な種類のりんごがあってなかなか分かりません。イギリスのことわざに一日一個のりんごで医者いらずというのがあります。昔は父が紅玉とかインドりんごとか作っていました。

 林檎畑の向こうに長野盆地(善光寺平)。昔は各集落が固まっていて間に畑や水田がありどこの集落かが分かったのですが、現在はつながってしまって分からなくなりました。ただ将来は激しい人口減少が起きるので、昔の風景に戻るかもしれませんね。優生主義者のせいでコロナワクチンの接種が進んでいます。その恐ろしい成分も知らずに。テレビや政府を信用する情報弱者が犠牲になります。2030年には日本の人口は半分以下になっているかも知れない。
【🔴重要/永久保存版】COVID(コロナウイルス)ワクチン4種に含まれるグラフェン、アルミニウム、セレン化カドミウム、ステンレス鋼、LNP-GOキャプシド、寄生虫、その他の毒素の存在を科学者チームが確認。ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社、ジョンソン・エンド・ジョンソン社


 3日後、買い物と温泉へ行く前にハンミョウのところへ。数が少なくシャッターチャンスがありません。そこへ散歩のご婦人が二人。撮影の話や拙書の話やブログの紹介もして、旗塚への行き方をお教えしました。その後日が差してきてわずかにシャッターチャンスが訪れました。なるべく横から撮りたいとアングルを下げましたが、これが精一杯。脚の付け根は毛深いのですね。マクロなのでここまで寄るのは至難の業でした。拙書の写真もブログも基本的に望遠マクロは使いません。そのため気配を殺してギリギリまで近づきます。それは門外不出の秘技です(笑)。

 吸蜜中のクマバチ(熊蜂)。木に縦に穴を開けて仕切りを作り、花粉団子を入れて卵を産み付けます。翅があまりに小さいため航空力学的に飛べないといわれたこともありますが、レイノルズ数の理論で飛べることが分かりました。流体力学において慣性力と粘性力との比で定義される無次元量のことなんですが、そんなこと言われても分かりません。わかりやすく言うと、クマバチにとって空気はサラサラではなく、人間にとっての水みたいな粘性(抵抗)があって、充分に飛べるということらしいです。

 なんでしょう。ツチバチ科のキオビツチバチかと思ったら額にオレンジの紋があるのでアカスジツチバチですね。コガネムシの幼虫に卵を産み付け、幼虫を食べて育つ寄生蜂です。ほかにアオスジハナバチかルリモンハナバチらしき個体を見かけたのですが、見失ってしまいました。う〜む残念。

 ミドリヒョウモンは相変わらずたくさん舞っていました。

 山を下りて温泉へ向かいます。私がホームフィールドとしている妻女山山系。標高1000m以上はもうキノコの季節ですが、ことしは遭難者が多いですね。気をつけましょう。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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