モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

妻女山陣場平の貝母は結実し始めました。ズミとウワミズザクラが満開。ホタルカズラ、イカリソウも咲き始めました。純白のリュウキュウツツジ(妻女山里山通信)

2024-04-28 | アウトドア・ネイチャーフォト
 24日の信毎の朝刊を見て陣場平の貝母(ばいも:和名はアミガサユリ)を見に来られる方が後を絶ちません。残念ながら花期はすでに終わり結実が始まっています。そこで当ブログで満開の写真が見られますと案内します。スマホは高齢者もお持ちですが、写真を横1200ピクセルで載せているので可能ならばパソコンの大きな画面で見ることをお勧めしています。

 第四次川中島の戦いで上杉謙信が七棟の陣小屋を建てたと伝わる陣場平。現在は日本でここにしかない貝母の群生地として有名になりつつあります。毎年の見頃は、4月10日から20日頃です。開花情報は当ブログでお知らせしています。

 真中にある山桑の木の下に奇跡的に咲き残っている貝母があります。左奥に見えるコンクリートの八角形の菱形基線測点が貝母発見のきっかけになったことをお話しています。2009年4月の記事をご覧ください。

 奇跡的に咲き残っている貝母。薬草ですがかなり強い毒草です。園芸店に売っていないのはそのためです。江戸時代から親しまれた4月の茶花です。切り花は売られていることもありますが、取り扱いには注意が必要です。

 貝母群生地の東の端に咲くズミ。そろそろ終わりです。

 陣場平の周囲にたくさん満開のウワミズザクラ(上溝桜)。

 ドアップを撮影してみました。桜だと分かります。実は塩漬けにして食用になります。

 陣場平の下の入口の右にホタルカズラ(蛍葛)が咲き始めました。蕾はピンクで開き始めると薄紫に。咲くと青くなります。

 林道沿いにガマズミやコバノガマズミの花が咲き始めました。これは葉が小さなコバノガマズミ。秋には真っ赤な実をつけます。果実酒にするとルビー色の綺麗なリキュールができます。抗酸化作用が強く老化防止になります。

 クヌギの花があちこちで咲いています。この秋は仲間と大木を伐採して椎茸の原木栽培をします。

 長坂峠やあちこちでヨモギ(蓬)が出ています。天ぷらやヨモギ団子、草餅に。制癌作用が証明されている薬草でもあるのです。

 山のあちこちでヤマツツジが咲いています。この蜜は吸えます。レンゲツツジは猛毒です。

 6番目のカーブの上にイカリソウ(碇草・錨草)が咲き始めました。花期はこれからです。根っこは淫羊藿といって強壮剤になります。天然のバイアグラですね。

 山のあちこちで山藤も咲き始めました。この豆は炒って食べられます。花も天ぷらで。

 下の妻女山展望台から西の白馬三山。手前に茶臼山。右奥に虫倉山。

 北には左に戸隠連峰。右に飯縄山(飯綱山)。1917mなので低いなと覚えますが、歴史と花の非常にいい山です。もちろん拙書でも紹介しています。手前は富士ノ塔山。

 東には松代と奥にそびえる根子岳と四阿山。左手前は奇妙山。あちこちにヤマザクラが咲いているのが見えます。麓はあんずの里の東条。日に日に緑が濃くなって行きます。今日も妻女山から陣場平経由で鞍骨山(鞍骨城跡)へ向かう人がいました。大河ドラマ『真田丸』で人気になった里山です。ブログ内検索で、私の登頂記事が何本か読めます。

 29日。妻女山陣場平の下の堂平大塚古墳のツツジが見頃です。

 純白のリュウキュウツツジも満開。


「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な人生が見られます。

インスタグラムはこちらをクリックツイッターはこちらをクリックYouTubeはこちらをクリック。米子大瀑布、絶滅危惧種のナミルリモンハナバチ・キバネツノトンボ・北信流など。これからどんどんアップしていきます。
 
もう一つの古いチャンネルはこちら。76本のトレッキングやネイチャーフォト(昆虫や粘菌など)、ブラジル・アマゾン・アンデスのスライドショー

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
  インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。講演は一人1000円✕10人、60分が最低基準です。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 妻女山陣場平の貝母は下から... | トップ | HIMARI「吉村妃鞠」。10歳ま... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アウトドア・ネイチャーフォト」カテゴリの最新記事