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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

菅平へ蝶の撮影が山菜採りに変更。急遽信濃町へ。笹ヶ峰ダムへ。三度も猿の群れに遭遇(妻女山里山通信)

2019-06-29 | アウトドア・ネイチャーフォト
 25日と26日が梅雨の晴れ間というので、撮影にでかけました。最初は一泊のつもりでしたが、二日目の長野盆地の最高気温が31度と聞いて予定を変更。もう一泊することにしました。宿泊は信濃町の道の駅しなの。

 初日は菅平へ。峰の原高原へ行く前に、まず大松山へ。ところが風が思いの外強くて蝶が止まりません。数も少ない。撮影になりません。仕方なくワラビ採りに変更。他にも4台ぐらい来ていましたが、皆違う場所で採っています。私が取りに行くところもあまり人が来ない場所です。結局大鍋いっぱいぐらい採れました。なにしに来たんだか。カッコウとホトトギスの鳴き声。

(左)昼近くに風が止んで、蝶が吸蜜し始めました。妻女山山系ではすでに消えたウスバシロチョウが蒲公英で吸蜜。(右)モンキチョウ。白っぽいのでメスですね。メスには黄色のものと白っぽいものがいます。山頂近くには、縁がピンク色の県の天然記念物のミヤマモンキチョウもいるのですが、アカツメクサが山頂近くまで繁茂しているので、モンキチョウと交雑している可能性も否定できません。

 ウラギンヒョウモンもアカツメクサで吸蜜。春の花と夏の花の端境期で吸蜜できる花は少なめ。

(左)ヤグルマソウの群生地。あちこちにあります。花は黄色みがかって残花に近いですね。(右)花のアップ。

(左)少し葉が小さめですが、オオバギボウシかな。山菜で、後で道の駅しなので出会ったおばさんは、茎を油揚げと一緒に炒めると言っていました。(右)雨後なのでヤマウドも新芽が出ていました。

 ミヤマモンキチョウの撮影にはまだ早すぎた様です。アザミも咲いていませんし。予定を変更して信濃町から笹ヶ峰高原へ北上。乙見湖のある笹ヶ峰ダムへ向かいました。牧場やキャンプ場に火打山への登山口も。ドイツトウヒの森もいいですね。情報や地図は、道の駅のパンフレットで得ます。案内所で聞くのも有効。ビジターセンターで聞くのもいいですね。道の駅は無料で車中泊できるので、利用する人が多いのです。探せば無料のキャンプ場も各地にあります。

 笹ヶ峰ダムからの新潟焼山。雪型が綺麗でした。乙見湖は、遊漁料を払えばルーアフィッシングなどで、ニジマスやイワナ、ヤマメが釣れます。

(左)ダムの遊歩道。(右)真ん中だけ放水中でした。

(左)ロックフィルダムで、新潟の農地を潤す用水の水源地です。(右)ダムの事務所でダムカードとバッジをいただきました。

(左)あちこちに咲いていたオオカメノキ(ムシカリ)。(右)タニウツギもあちこちで咲いていました。

(左)キンポウゲ科のウマノアシガタもあちこちに群生。毒草です。(右)帰りに猿の群れに遭遇。子連れが多かったのでむやみに近づかない様にしました。この後で、二回も猿の群れに遭遇しました。

 苗名の湯に入って、道の駅しなのへ。黒姫山に黒い雲がかかってきて雨になるかなと思いましたが、降りませんでした。またまたユキ・ラインハートのA.O.Rを聴きながら生ハムをつまみに赤ワインを。早めに眠りにつきました。

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