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建築を旅する

左官の現場

2011-07-20 16:47:00 | Weblog
お世話になっている、建築事務所の現場を見て来た。

既に、外装は仕上げの段階。
左官作業に入っていた。


一階の庇下。丁寧な仕事。荒らすのは剣山で行っている。色が良い。



銅板の水切と、木建具。 上部の塗りは乾いていて、下の濃い部分は塗り立て。


コーナー部のアップ。風合いがいい感じ。骨材も左官やさんがチョイスしているらしいけれど、適度なラフさがいい。


銅板で作った水切は風化しても美しいだろうな。ディテールが丁寧だと、嬉しくなる。

この建物は、内部もすべて荒らした珪砂漆喰の左官壁。
壁から、天井まで塗り回しで切れ目が無いため、数名で一気に仕上げるそうで大変だ。

左官の方に話を聞くと、最近は下塗り、中塗り、仕上げという感じに三段階ではなく、下塗りと中塗りを一緒にやって、最後に仕上げとする場合が多いらしい。


塗りの作業は、お盆までには完成する。

あとは、内部の木工工事がちょっと入って、秋には完成しそう。
楽しみだ。