東秋留にある、『クラフトサロン縁』、そして、そこの店主の方が、たまにイベントなどをされている別邸、『ひねもす庵』にお邪魔してきた。
クラフトサロン縁は、その名の通り、工芸品や、素材にこだわった品を展示販売するお店。
すこし、お茶なども頂ける。
そこは、お世話になっている設計事務所が20年ほど前に設計をしたそうで、それもあって、勉強会のメンバーと共に、初訪問。
陶器、漆器で、とてもいいものがあり、魅かれる。
その中で、姿の美しい、ハサミが置いてあった。その名も『本種子鋏』
一緒に行った方が、以前ここで買い求め、使っているとの事。
手にもって、数回シャキシャキやってみる。とても心地いい音と、手触り。
種子島産のそれは、今で37代目という、伝統あるもので、時代を繰れば、刀鍛冶、鉄砲鍛冶でもあった工房の職人さんが、今は鋏をつくっている。
すべて手で切り出し、鍛えられた手づくりの逸品。他ではほとんど途絶えた手法のようだ。
切るたびに、鋏自体の擦り合わせで刃先を研いでくれるという、すごいもの。
しかし、残念ながら、後継者はおらず、今の代で無くなってしまうかもしれないとの話だった。
5寸サイズのものを購入する。
そうこうしているうちに、オーナーの女性の方が戻ってこられた。
設計者の勉強会のメンバーで来た旨を伝えると、友人の関係者ということで、同じ建物の住まいの部分を、特別にみせて頂けることになった。
(※当然、普段自宅を見せたりはしないし、頼んで出来るものではないので、ご注意。)
竣工してすぐのお宅は、何度か見た事があるけれど、実際にお住まいの空間はほとんど初めてだったので、非常に勉強になった。ありがたい。
とても、趣味の良いご夫妻で、素敵であった。
ちいさな猿のお面があり、聞いてみると、それは、若干27歳の天才能面師、新井達矢氏の作だと。
新井氏は、5年前に最年少で、『文部科学大臣奨励賞』を受賞。7歳の頃から既に面を彫り始め、すごい能面を作りだし、以来20年、独自の能の世界を作っているらしい。
ネットで、他の能面もみたけれど、ぞくっと寒気がした。魂が宿っている。すごい。
因に、新井氏の面を使った、お能をひねもす庵で行った事もあるらしい。
凄い雰囲気だったようで、再演されれば、絶対行きたい。
その後、ひねもす庵へ。
そとからは伺い知れないけれど、中は、天井が大きく曲線を描き、かまくらをイメージして作られたとの事がよくわかる作りとなっており、とても豊かで、居心地のいい空間となっている。
壁面は、藁すさ入りの荒らした漆喰仕上げ。
床や柱は、杉材。
別荘的な空間なので、生活感はそもそもあまり無いけれど、こういう家に住みたいと思わせる、落ち着きがある。
斜めに壁面造作や、据え付けのテーブルなどが走り、それほど大きいとは言えない空間に広がりと、多様性をあたえていた。
二階への階段や、ロフト的空間の面白さは実際に見てみないと、写真だけでは判らない。
ともかく、非常にいい空間。
5/1まではオープンハウスで内部の見学が出来るので、興味がある方は、是非。
クラフトサロン縁は、その名の通り、工芸品や、素材にこだわった品を展示販売するお店。
すこし、お茶なども頂ける。
そこは、お世話になっている設計事務所が20年ほど前に設計をしたそうで、それもあって、勉強会のメンバーと共に、初訪問。
陶器、漆器で、とてもいいものがあり、魅かれる。
その中で、姿の美しい、ハサミが置いてあった。その名も『本種子鋏』
一緒に行った方が、以前ここで買い求め、使っているとの事。
手にもって、数回シャキシャキやってみる。とても心地いい音と、手触り。
種子島産のそれは、今で37代目という、伝統あるもので、時代を繰れば、刀鍛冶、鉄砲鍛冶でもあった工房の職人さんが、今は鋏をつくっている。
すべて手で切り出し、鍛えられた手づくりの逸品。他ではほとんど途絶えた手法のようだ。
切るたびに、鋏自体の擦り合わせで刃先を研いでくれるという、すごいもの。
しかし、残念ながら、後継者はおらず、今の代で無くなってしまうかもしれないとの話だった。
5寸サイズのものを購入する。
そうこうしているうちに、オーナーの女性の方が戻ってこられた。
設計者の勉強会のメンバーで来た旨を伝えると、友人の関係者ということで、同じ建物の住まいの部分を、特別にみせて頂けることになった。
(※当然、普段自宅を見せたりはしないし、頼んで出来るものではないので、ご注意。)
竣工してすぐのお宅は、何度か見た事があるけれど、実際にお住まいの空間はほとんど初めてだったので、非常に勉強になった。ありがたい。
とても、趣味の良いご夫妻で、素敵であった。
ちいさな猿のお面があり、聞いてみると、それは、若干27歳の天才能面師、新井達矢氏の作だと。
新井氏は、5年前に最年少で、『文部科学大臣奨励賞』を受賞。7歳の頃から既に面を彫り始め、すごい能面を作りだし、以来20年、独自の能の世界を作っているらしい。
ネットで、他の能面もみたけれど、ぞくっと寒気がした。魂が宿っている。すごい。
因に、新井氏の面を使った、お能をひねもす庵で行った事もあるらしい。
凄い雰囲気だったようで、再演されれば、絶対行きたい。
その後、ひねもす庵へ。
そとからは伺い知れないけれど、中は、天井が大きく曲線を描き、かまくらをイメージして作られたとの事がよくわかる作りとなっており、とても豊かで、居心地のいい空間となっている。
壁面は、藁すさ入りの荒らした漆喰仕上げ。
床や柱は、杉材。
別荘的な空間なので、生活感はそもそもあまり無いけれど、こういう家に住みたいと思わせる、落ち着きがある。
斜めに壁面造作や、据え付けのテーブルなどが走り、それほど大きいとは言えない空間に広がりと、多様性をあたえていた。
二階への階段や、ロフト的空間の面白さは実際に見てみないと、写真だけでは判らない。
ともかく、非常にいい空間。
5/1まではオープンハウスで内部の見学が出来るので、興味がある方は、是非。