夢とあんみつと映画。

2006-07-17 23:58:00 | 日記・エッセイ・コラム

牛は近所を歩いていました。
空は微妙に晴れてたみたいです。でも曇が多くて。
そしたら、あれ?飛行機が。ずいぶん低く飛んでるなぁ。
あ?あっちにも…ちょっとあぶないんじゃない?この距離ってもうニアミスの域…わーなんだアレ!変な動きしてる!!どう考えてもおかしいんじゃない?!
機体は青と白…ANAって書いてある。旅客機の形してるけど…なんか変。小さすぎ。
んー?牛はここで何してるんだっけ?思い出せない。
この感覚はどこかで…わかんないや。
ぐるりと旋回した1機を目で追っていました。そしたら…うわーーーーー!!!落ちた!
落ちた落ちた落ちた!近所だ!
もう1機は…ぎゃーこっち来る!に、逃げないと…っ!
足がもつれて思うように走れません。空が一瞬明るくなって、轟音が響き、遠くに煙が立ち始めました。
そしてもう1機が、見上げる牛のすぐ目の前にっっ!

「うーわーーーーーーっ!」

はーっ、はーっ、はーっ、はーっ、ににに逃げないと、逃げないと、どうなったのこの近所?きっとすぐに火の海に…ってあれれ?

夢かよ。(泣)

最近、歯を磨くときいつもは右下からなのに左上から磨き始めちゃったり、そもそも歯を磨くのと顔洗うのと順番が逆だったり、日常の些細な事が何か狂ってると思ってた。
そして、復活してしまった夢見の悪さ。
何に疲れてるんでしょう。何に迷い始めたんでしょう。実は分かってるはずなのに、気づかないふりしてないか牛。いつものようにね。
相変わらずだな自分。やるせないぜ&なさけないぜ。

「前からそうだと思ってたけどホント分かりやすいな。
おまえの事を単純バカって言うんだぜ。」

しばらくの間、このセリフを誰に言われたいかを考えることにする。

そしてそんな牛は。
「今回こそ自分の為に休日を使うのだっ!」と息巻いていたわりに。
ここのところ、引きこもり度数が足りなかったようで、3日間だいーぶ引きこもりました。
足りないモノは体が欲するんです。ええ。

あまりにも引きこもりすぎて、猫以外と会話を交わさなかったので、昨日の夕方はせめてと思い「えくぼや」に白玉あんみつを買いに行ってみた。
えくぼやさんのおばさまとちょっとだけ談笑。
家に帰って食べようとしたら、どみっさんが反応。
上りあがってきてあんみつに顔を突っ込もうとする。

「だめー!コレ牛のっ。猫は白玉あんみつ食べませんっ!」
「うにゃー!」
「だめだめだめだめだめったらダメ!」
「んぐなぁぁ!」

そういえばコイツ、あんこ系好きだったんだっけ。
どみっさんがむかーしむかし、どら焼きのアンコだけ舐めてたの見て、ドラえもんが何故ドラヤキ好きなのか納得したんだった。
「あのねぇ。猫のおっさん。ただでさえ心臓に毛が…じゃなかった、雑音入ってて、最近水飲む量も少なくって尿路疾患系が怖いってのに、さらにアンコ食ってどうする!」
顔にパンチくらいながら牛はあんみつを食べました。ええ、横から顔ペタペタされて、あんみつの味2割減な気が。
くっそぅ。次は車の中で食べよう。
車のなかであんみつ?
ま、いいけどさ。いんぷれっさwは牛のお部屋みたいなもんだし。

で、さらに。
今日は映画見に行ってみた。
「バルトの楽園」。マツケンね。
バルトって言ってもバルト3国じゃなくてドイツ兵のお話。バルト=お髭のことだそうで。
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第一次世界大戦、青島で降伏し捕虜となったドイツ兵。
マツケン扮する松江豊寿は、坂東俘虜収容所の所長。
会津藩の武士の父を持つ松江は、敗者の痛みを理解し、軍部の反対を受けつつも捕虜たちの人権を尊重し、豊かな収容所生活を送らせる。
そしてドイツ兵たちは、松江をはじめ地域住民との信頼を築き、坂東収容所は捕虜たちの手による「ベートーベン作曲『交響曲第九番 歓喜の歌』」初演の地となる。
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はー。久しぶりに映画見た。地味だけど。
普通はM:i:IIIだのDEATH NOTEだの見に行くんでしょうが。
実際あの内容って、牛は笑いながら、涙しながら、うなづきながら見るけど、普通に映画好きな人にとってはどうなんだろ。もう少し見せ場があっても良いと思うけど。
「第一次世界大戦」とか「収容所」とか「軍部の反対の中」とか、「カラヤンの第九」とかのキーワードにひっかかる人じゃやないとつまらないんじゃなかろうか。。

お客さん、多く見て30人いたかなぁ。若い女の子もいたけど、はじまる直前まで本読んでた。(こういう子好きだw)
それとおっさんとか。(牛の後ろで寝てたけどさ;)

そして「時代背景的にはこの後ろでアリステア・コーンウェルが戦死してたりするんだろうな」と思ってみた。
…分かる人だけ分かってくれればいいや。