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古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

古典の季節表現 夏 六月四日 六月会

2015年06月04日 | 日本古典文学-夏

六月会 弘仁十四年これを始む。其の儀十一月会の如し。承和十三年、堅義を加ふ。已上の両会、立者に於いては、南北二京随時これを勤むと雖も、探題に至りては、必ず南都の輩これを勤む
(釈家官班記・下~角川古語大辞典より)

(寛弘七年五月)二十八日、丙午。 延暦寺六月会
延暦寺六月会講師の定基の許に棒物(ほうもち)を送った。縑(かとり)の表衣(うえのきぬ)九領と、同じ縑の裳九腰(こし)・帷七十領・紙五百帖・唐笠六十であった。
(御堂関白記〈全現代語訳〉~講談社学術文庫)

ひえの山の六月会の勅使に二たひのほりて、坊の柱にかきつけける 光俊朝臣
思出よ年のいくとせへたつとも二たひわくる峰のしら雲
(続後拾遺和歌集~国文学研究資料館HPより)