
「さんざ」は「散々」や「長い間」や「飽きる」や「たいそう」や「たくさん」や「嫌になる」の意。
例文1
「もう さんざ だ」=「もう散々です(嫌になる)」
「かれ には さんざ せわ に なった」=「彼にはたいそう世話になった」
「あいつ の あくぎょう は さんざ きいた」=「あいつの悪行はたくさん聞いた」
「さんざ かんがえて やった けっか が これ かい」=「散々考えて行った結果がこれですか」
「さしみ も いっしゅうかん まいにち だと さんざ だ」=「刺身も一週間毎日だと飽きるのだ」
「さんざ おや に めいわく かけて ここまで いきて きた」=「散々親に迷惑をかけてここまで生きてきました」
「その こん に ついて は さっき まで さんざ はなしあった」=「その事については先程まで長い間話し合った」
「おめー の ぐち は さんざ きかしてもらった。 もう さんざ だわ」=「お前の愚痴は散々聞かせてもらった。 もう沢山ですよ」
「さんざ またせた あげく きょう の うちあわせ は たんとう が いねー で ちゅうし に して おくりやって いわれちまった」=「長い間待たせた挙句今日の打ち合わせは担当がいないので中止にしてくださいと言われてしまった」
例文2
※織田信長と豊臣秀吉は幼馴染と言う仮定での会話
例文2の標準語(?)訳
織田信長 「秀吉さん とてもやる気を出して草取りをしているではないですか。」
豊臣秀吉 「どれだけ草とりをしても次から次と出てきて いやになってしまいますよ(あきてしまいます)。」