「おくりや」は「ください」や「してください」の意。
例文
「これ おくりや」=「これください」
「りんご おくりや」=「りんごをください」
「かって おくりや」=「買ってください」
「きいて おくりや」=「聞いてください」
「たべて おくりや」=「食べてください」
「とどけて おくりや」=「届けてください」
「おせーて おくりや」=「教えてください」
「てつだって おくりや」=「手伝ってください」
「えき まで おくって おくりや」=「駅まで送ってください」
「いっしょ に あそんで おくりや」=「一緒に遊んでください」
「おらー と けっこん して おくりや」=「私と結婚してください」
「かいもん い いって きて おくりや」=「買い物に行ってきてください」
「えんりょ しなんで たべて おくりや」=「遠慮をしないで食べてください」
「いっしょ に つれて いって おくりや」=「一緒に連れて行ってください」
「つかれた ずら で やすんで おくりや」=「疲れたでしょうから休んでください」
「ばかな こん かんがえなんで おくりや ね」=「馬鹿な事は考えないでくださいね」
「わりー が そこ に ある はこ とって おくりや」=「すみませんがそこにある箱を取ってください」
「この おもい にもつ あっち い はこんで おくりや」=「この重い荷物をあちらへ運んでください」
例文2
子供 「かあちゃん そこにあるほんとっておくりや。」
じぶんでとれ。」
かあちゃん いま たってるずらい。
例文2の標準語(?)訳
子供 「お母さん そこにある本取って下さい。」
母親 「お前には 足という物が無いのですか。
自分で取れ。」
子供 「お母さん 立っている者は親でも使えというではないですか。
お母さんは今立っているでしょ。
だからお母さんに頼んでいるではないですか。」
※「おくりや」の前が「て」や「で」で終わる場合、
「きて おくりや」は「きとくりや」
「かして おくりや」は「かしとくりや」
「たべて おくりや」は「たべとくりや」
「かいて おくりや」は「かいとくりや」
「やすんで おくりや」は「やすんどくりや」
「はこんで おくりや」は「はこんどくりや」
「あそんで おくりや」は「あそんどくりや」
「てつだって おくりや」は「てつだっとくりや」
と変化します。