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信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

我が家の松本弁 「こく」

2023-06-10 | 我が家の松本弁
我が家の松本弁 「こく」  信州弁 長野県 中信 方言
 
「こく」は「言う」の意。
 
例文1
「うそ こく な」=「嘘を言うな」
おちょべ こく」=「媚び諂う事を言う(お世辞を言う)」
「たわごと こく な」=「戯言を言うな」
「ばか ばか こく な」=「馬鹿な事ばかり言うな」
「もんく こく の やめろって」=「文句言うのやめろよ」
「ばか こく じゃー ねー わ。」=「馬鹿を言うではないよ」
「じょうだん こか なんで おくれ」=「冗談を言わないでください」
みぐせー  おんじょ ばか こく な」=「みっともないから泣き言ばかり言うな」
「らいねん の こん こく と おに が わらう」=「来年の事を言えば鬼が笑う」
「あいつ おめー が ばかだって こき やがった だいね」=「あいつが貴方は馬鹿ですよと言ったのですよ」
 
 
例文2
※織田信長と豊臣秀吉と徳川家康は幼馴染と言う仮定での会話
 徳川家康 「とよちゃ きいとくれや
       おだちゃが おめーのかあちゃんでべそじゃー ねーかなんてこきやがっただいね。」
 豊臣秀吉 「えっ そんなこんこいた かい
       とくちゃもおだちゃにおめーのかあちゃんだってでべそじゃー ねーかーって いいかえしてやりゃーよかったじゃんか。」
 徳川家康 「そういわれてみりゃーそうね。」
 
例文2の標準語(?)訳
 徳川家康 「豊臣さん 聞いて下さい。
       織田さんがお前のかあちゃんはでべそでではないかなんて言ったのですよ。」
 豊臣秀吉 「えっ そんな事を言ったのですか。
       徳川さんも織田さんにあなたのかあちゃんだってでべそではないですかと 言い返してやれば良かったのに。」
 徳川家康 「そう言われてみればそうですね。」
 
 

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