我が家の松本弁 「ちまう」

 

「ちまう」は「てしまう」の意。

 

例文

「たべ　ちまう」＝「食べてしまう」

「いわれ　ちまう」＝「言われてしまう」

「おこられ　ちまった」＝「怒られてしまった」

「けんか　し　ちまった」＝「喧嘩をしてしまった」

「もう　いっ　ちまう　だ　かい」＝「もう行ってしまうのですか」

「わらっ　ちまう　じゃ　ねー　かい」＝「笑ってしまうではないですか」

「そうかい。　そりゃー　こまっ　ちまう　ね」＝「そうですか。　それは困ってしまいますね」

「おこられ　ねー　うち　に　にげ　ちまい　ましょや」＝「怒られない内に逃げてしまいましょうよ」

「はやく　しねー　と　がっこう　ちこく　し　ちまう　ぞ」＝「早くしないと学校に遅刻をしてしまうぞ」

「たべて　すぐ　よこ　に　なる　と　うし　に　なっ　ちまう　ぞ」＝「食べてすぐ横になると牛になってしまうよ」

「それいじょう　ゆう　と　けんか　に　なっ　ちまう　で　やめとけ」＝「それ以上言うと喧嘩になってしまうから止めておきなさい」

「そんな　こん　してりゃー　にっちもさっちもいかなく　なっ　ちまう　ぞ」＝「そんな事をしていると二進も三進も行かなくなってしまうぞ」

「ゆんべな　は　おそく　まで　おきてた　もんで　けさ　は　ねぼう　し　ちまった　いね」＝「昨夜は遅くまで起きていたものだから今朝は寝坊をしてしまいましたよ」

「こたつ　に　へーる　と　いつのまにか　うとうと　し　ちまう　わりー　くせ　が　ある　だいね」＝「炬燵に入ると何時の間にかうとうとしてしまうという悪い癖があるのですよ」

「ちいせー　ころ　は　いつも　おや　の　うしろ　に　かくれ　ちまって　ばか　だった　あいつ　が　いまじゃ　てれび　の　あなうんさー　だじ。　おどけ　ちまう　ね」＝「子供の頃はいつも親の後ろに隠れてしまっていたあいつが今ではテレビのアナウンサーですよ。驚いてしまいますね」

 

 

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