今日、キッセイ文化ホールで「協会けんぽ 長野県大会」が開催されました。
私の医療保険はこの協会けんぽ長野県支部ですので、大会に参加をさせていただきました。
以下は「協会けんぽの財政状況」として配布された資料の一部です。
「高齢者医療への協会けんぽの負担が増大している」
「医療費支出が保険料収入の伸びを上回り、赤字構造が拡大」
「このままでは中小企業の経営を更に圧迫」
「制度による格差を解消すべき」
加入している医療保険により収入に占める保険料率の格差があるのは納得できないですね。
特に公務員が加入する共済の負担率が低いのは納得ができません。
協会けんぽは中小企業の加入が多く、示されたデータでは従業員数9人未満の事業所が約75%を占めています。
保険料の半分は企業負担ですので、中小企業の経営を圧迫しているのは事実だと思います。
※画像は配布された一部の資料について関係者のご了承をいただいて掲載させていただいております。
日本の総医療費はここ数年毎年1兆円増加してきています。
平成18年 32.4兆円
平成19年 33.4兆円
平成20年 34.1兆円
平成21年 35.3兆円
平成22年 36.6兆円
平成23年 37.8兆円
この右肩上がりの総医療費の支払いについてどう対応するのか根本的な対策が必要だと思います。
今日も来賓として国会議員の先生が挨拶をしていましたが、挨拶の中身は?
国会議員にはちゃんと考えていただきたいですね。
そういえば協会けんぽの前身の「政府管掌健康保険健康保険組合」の時に松本市にも「サンピア」なる保養施設のようなものができましたが、後に民間に払い下げられました。
この時のサンピアの建設費の総額はいくらだったのでしょう。
中小企業の職員の納めたお金が無駄に使われた典型ではないでしょうか。