もものけ日記

桃とスモモの栽培に明け暮れる農家の嫁のつぶやきブログ。

日本橋散策

2008-05-04 22:15:36 | チョッといい話

昨日はトンネルを抜けて東京に近づくにつれて雨脚が強くなりました。

JR神田駅から徒歩10分足らずなので、昔を懐かしみながら歩こうと思いました。
が・・・外は雨・・・傘がない・・・♪ キヨスクで400円のビニール傘を買うことに。
「傘を持っていけば。」の声を「大丈夫!午後には上がるらしいから。」と振り切って
出掛けてきた私です。(--;

風があったので、小さな傘では防ぎきれず少し濡れながら三越にたどり着きました。
連休の東京は穴場です。が、そこそこ混雑していました。

遠出はしないで、デパートでも行ってみましょうか?という人も多いのかもしれません。

染物と織物の展示会場は落ち着いた雰囲気で、素晴らしい作品がたくさんありました。
友だちの作品は「春宴」。優しい桃色を基調にした暖かい雰囲気でした。

どの作品も個性があり、こんな布で何か作ってみたいなあ・・・と思うものばかり。
でも・・・とても手が届く値段ではないようです。彼女の作品も60万の値がつくとか?

着物と帯、帯締め、染めたショール等が作品として形になっていました。
しばし夢のような世界に浸りながら、作り手の苦労や情熱を感じていました。

物を作り出すのは大変な手間と根気と根性が必要です。
ましてや織物などは気が遠くなるような作業の積み重ねで出来上がっていきます。
私にはとても出来そうにもありません。(根性なし・・・)

ゆっくり見てまわり、同じフロアにあるギャラリーを覗いてみました。
「青木敏郎展」なる、絵画展が開かれていました。
花と果物、陶器などが色鮮やかに、質感がそのまま伝わるような絵でした。

「素敵だなあ・・・こんな絵を我が家の壁に掛けてみたいなあ」と能天気に思って
何気なく販売価格を見たら!なんと!「¥15,750,000-」まあびっくり!

桁を間違えたか?間違いではありません!8桁の値段のついた絵を間近で見たのは
初めてです。小さめの一番安い絵でも「¥3,150,000」なり!

こんな世界もあるんだなあ・・・日常とかけ離れた貴重な体験をしてきました。

日本橋散策は出来ませんでしたが、芸術に親しむ休日になり、これもまた良しですね。

東京は今日も曇り空で肌寒い朝でした。が、トンネルを抜けると眩しいほどの青空が
迎えてくれました。山梨は晴天で暑い程です。峠を越えると景色が変わります。

山梨の青い空が「お帰りなさい。」と迎えてくれているように思えました。

「私はここで生きているんだなあ」と改めて思います。(諦め・・・?)ではなくて・・・
何となく腑に落ちたような感覚で受け止めることが出来たような気がします。

ジタバタしないで元気に働きましょう!友だちがタケノコを茹でて届けてくれました。
暖かい人たちがいます。きっと、ここが私の居場所です。


 

コメント (2)
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