
爪木崎の紺碧の海:コートダジュールを思い出す美しい青さ
「うちの親には困ったものだ(老いた親とうまくつきあう方法)」
(バーバラ・ケイン、グレース・レボウ共著/江口泰子訳・草思社)
『子どもにしがみつく親、何でも思い通りにしたがる親、態度がころころ変わる親・・・そんな親の面倒をみているあなたを助けます。』
基本的な考え方:
(1)問題視される親のリアクションは、
・心の奥底に潜む不安に対する自己防衛
・高齢期の喪失(=慣れ親しんだ環境→古くからの友人→自立→私生活→健康→移動の自由)の悲しみ
から来る。
(2)それに対して子供は、
・自分の立場を守ると同時に、優しさと思いやりを持って、相手の立場を尊重する。
・悲しみを否定もせず、煽りもしない接し方で、意義ある計画や活動に参加させる。
(3)これから自分自身がよく老いるためには、
・他者に対する基本的な信頼
・他者からの援助の受け入れ
・自分の尊厳を保つこと
が大事。
アメリカ人得意のカウンセリング手法を使った問題解決の例が、色々と出てきます。現実はサンプルどおりに行かないとはいえ、色々と思い当たる節があり、疲れて煮詰まったときに、視界を拡げる効果があるような気がします。
