ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

黒沼ユリ子のトーク付きコンサート@御宿「ヴァイオリンの家・日本メキシコ友好の家」

2018-09-30 12:58:14 | 日常
            

昨日友人に誘われて、バイオリニスト黒沼ユリ子さんのトーク付きコンサート「楽しい弦楽四重奏の会」に参加してきました。

               

会場は、メキシコに長期間滞在した経験を持つ黒沼さんが、メキシコのアカプルコ市とテカマチャルコ市と姉妹都市である御宿の町が気に入って、2年前に駅のすぐ近くに作った「ヴァイオリンの家・日本メキシコ友好の家」です。

  

木造3階建ての空き家を買って、画家の池田忠利氏の手で黒沼さんのイメージ通りのメキシコ風な家に改築したこの建物は、1階はカフェ、2階は「ワタベ・コレクションルーム」、そして3階が、45名ほどお客を収容できるコンサートホールになっています。

「ワタベ・コレクションルーム」というのは、文化イベントのプロデューサーで黒沼さんのパートナーだった故渡部高揚氏が集めた「ヴァイオリニスト」の人形等が600体近く並ぶとても楽しい空間です。

            

コンサートのプログラムは、
・ドヴォルジャークの弦楽四重奏曲 第12番ヘ長調、作品96「アメリカ」と
・スメタナの弦楽四重奏 第1番ホ短調「わが生涯より」の2つの作品。

演奏者は、黒沼ユリ子(ヴァイオリンI)、山森陽子(ヴァイオリンII)、植村理一(ヴィオラ)、宮澤等(チェロ)の各氏。

黒沼さんの説明によれば、「アメリカ」は、チェコからアメリカに移ったドヴォルジャークが、アメリカの環境に戸惑い、ネイティヴアメリカンの悲しみに心打たれ、その後子供たちも渡米して家族全員が揃った喜びを表す構成になっているとのこと。なるほど、全体の雰囲気は、大家族のワイワイガヤガヤの楽しさ賑やかさを彷彿とさせるものでした。

「わが生涯より」は、オーストリア帝国(今のチェコ共和国)で生まれ育ったスメタナが、民族の誇りを持って交響曲を作り成功を修め、やがて年老いて、自分の生涯を静かに振り返るというストーリー性のある構成。華やかさの後のやや沈んだ音調に、人生の重みを感じさせられました。

2曲弾き終えた後、9月30日が「ヴァイオリンの家」オープンから丁度2年目ということで、「ハッピーバースデイ」をアンコール曲に選び、普通の弾き方、「ベートーベンもお祝いに来てくれました」「チャイコフスキーも駆けつけてくれました」「ドヴォルジャークも」「スメタナも」「チャプリンも・・・」と言って、色々な個性を見事に表した「ハッピーバースデイ」を披露してくれたのが、いかにもそれらしくて面白く、とても楽しかったです。

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演奏会前に、せっかく遠路御宿まで来たのだから、地元お勧めの美味しいものを味わおうと「かね八寿し」の地物寿しを食べました。伊勢海老、真鯛、石鯛、イサキ、コショウダイ、カンダイ、鰹、蒸しアワビのセット、素晴らしく美味しかったです!

          

更に、せっかくなので海も見たいと、月の砂漠記念像のある中央海水浴場まで行ってみました。広々と開けた海岸、伊豆とはまた違った海の色、海辺にたたずむカップルやサーフィンを楽しむ若者たちの姿。外房の海の魅力がいっぱいでした。

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片道2時間半以上かけた遠出でしたが、普段と全く違った風景、中々味わえない楽しく文化的な空間に身を置くことができて、充実感いっぱいの、とても幸せで素敵な一日になりました。(三女)
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赴任祝い@新宿「旭鮨」

2018-09-28 18:01:55 | 日常
            

次男が10月末にベトナムに再赴任することが決まったので、月命日の集いを兼ねて新宿「旭鮨」にいつものメンバー(長女夫婦、次女、三女夫婦、四女、次男)が集まって、赴任祝いをしました。

まずは生ビールで乾杯!「秋桜」というセットについている今年初のマツタケのお浸しが美味しい!

          

お寿司はご覧のとおり握り10巻。イカにウニを乗せたのが一番美味しかったかな。お椀は海老の頭入り。こちらも香りが高くて美味しかったです。

例によってお酒を沢山飲みながら、どんな人たちとどんな仕事をするのか、どんな土地柄か、何が美味しいかなど、次男の赴任に関する話で盛り上がりました。

「来年あたり遊びに来て」ということで、是非行ってみたいけれど、体力が残っているかな??

それはともかく、今の年齢で海外で新たな仕事に挑戦するって素晴らしいですよね。身体に気を付けて、元気に活躍してきてください。いってらっしゃ~い!(三女)
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名作劇場「家主の上京」「屑屋の神様」、とちゃんこ鍋

2018-09-13 15:19:49 | 日常
            

昨日は「日本近・現代秀作短編劇100本シリーズ=第47回名作劇場」として、両国の「シアターXカイ」で上演中の椎名麟三作「家主の上京」と斎藤豊吉作「屑屋の神様」を観てきました。

          

劇は2時開演でしたが、開演前の両国駅周辺は、大相撲の秋場所中ということで、国技館に向かう若いお相撲さんや観戦のために並ぶ観客で大賑わい。相撲に沸き立つ華やかさがいっぱいの雰囲気でした。

            

お芝居の方ですが、
「家主の上京」は、1953年に発表された椎名麟三作の一幕劇。終戦直後、矢田きくは家主の西巻要太郎に「自分が疎開した後の家を是非借りてくれ」と言われて、長女と長男と共にボロボロな借家でつましく暮らしている。そこに突然家主西巻が現れて強引に居座り、家族の間にさざ波が立ち始める。医学生の「臨床研究」で解き明かされていく西巻の不条理な行動に隠された現実と彼の心理とは、、といったお話。

            

「屑屋の神様」は、1937年に発表された斎藤豊吉作の「喜劇」。『あやしげな宗教団が経営する無料療院に教団本部から査察が入るという連絡があり、主任の兼安は無料宿泊所にあぶれている失業者を集めて俄患者に仕立てるが、その結果は?』(チラシより)といったお話。

            

1932年生まれの川和孝氏が100本続けるという大望を抱いて企画・演出し続けているこのシリーズ。私は矢田稔さんとのご縁で一昨年に続き2回目の鑑賞となりますが、戦中、戦後の貧しい庶民の暮らしぶりや風俗が垣間見えて興味深いし、この時代の演劇や文化の香りを味わえることに得難い魅力を感じます。(余り喜劇として笑える感じはしませんが。)

根強いファンがいるようで、全8回の公演で、この回も200席ほどの座席はほぼ満席でした。

今回矢田さんは「家主の上京」の主役の家主役でしたが、家主が見せる弱々しさ、猛々しさ、怒り、悲しみなど、全身を使った表現はさすが!声には張りがあり、時に見せる大立ち回りは迫力があって、ビックリするほどお元気でした。

            

4時にお芝居が終わった後、相撲に盛り上がる両国の雰囲気に誘われて、「霧島」というちゃんこ屋さん(元大関霧島の店)でちゃんこ鍋を食べることにしました。

          

ビールで乾杯した後は、日本酒や焼酎「霧島」のお湯割りなどを飲みながら、「たこわさび」「かつお酒盗」「ホヤこのわた」の珍味三種盛りと、鶏肉・豚肉・つみれ・豆腐・エビ・ホタテ・たくさんの野菜がい~っぱい入ったちゃんこ鍋(塩味)を楽しみました。あ~美味しかった!

お芝居とちゃんこ鍋で、芸術の秋、食欲の秋、、、両国の楽しさを満喫しました。(三女)
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Kのバースデイ・パーティ@我が家

2018-09-10 13:05:13 | 日常
            

昨夜は、今月が誕生日のKのバースデイ・パーティを我が家でやりました。参加は主役のK、Y子一家3人、私たち夫婦と、久々に6人勢ぞろいです。

誕生日自体はもう少し後ですが、全員の都合がつく日ということでこの日の開催となりました。

          

Kの誕生パーティのメイン料理はいつもカレーと決まっていますが、その他にハムと茹で卵入りサラダ、鯛のカルパッチョ、チーズ・オリーブ・ドライ無花果のおつまみと、Y子持参のローストビーフが並び、華やかな食卓になりました。

           

久し振りの全員集合で賑やかに盛り上がり、笑顔がいっぱい。Y子も久し振りに会ったKの元気そうな様子に安心したようです。

ケーキにろうそくを立てて、ハッピーバースデイ♪を歌って、ろうそくの火を吹き消して、みんなの「おめでとう~!」の言葉に、Kも「この一年もよろしくお願いします」と殊勝なご挨拶。

はいはい、お互いこれからの一年も明るく元気に過ごしましょう。Kにとって充実した良い一年となりますように!(三女)

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オペラ・プッチーニ〈三部作〉@新国立劇場オペラパレス

2018-09-07 21:52:51 | 日常
            

昨日は新国立劇場オペラパレスで行われたオペラ・プッチーニ〈三部作〉『外套』『修道女アンジェリカ』『ジャンニ・スキッキ』を次女と観てきました。次女が手配してくれた座席は前から4番目の真ん中。音も良く届き、歌い手さんの表情もしっかり見える、最高の座席です。

作品は、、、
セーヌ川に浮かぶ伝馬船で働く労働者たちの重労働に対する鬱屈と、気晴らしにお酒を飲む刹那の日々。そして伝馬船の船長とその妻の気持ちのすれ違いと嫉妬。こうした市井の人々の苦悩と葛藤を描く、現実主義的な作品の『外套』。

            

女性のみで上演され、“正しい”女性の底意地の悪さと、プッチーニが考える理想のヒロインの痛々しいほどの純粋さが描かれた『修道女アンジェリカ』。

            

ダンテの「神曲」地獄編を原作とした、遺言状書き換えにまつわる、人間の狡さ、欲深さを描いたドタバタ喜劇『ジャンニ・スキッキ』。

開演前に少しレクチャーをしてくれた演出家ダミアーノ・ミキレット氏によれば、3つの作品に共通したモチーフは「死」と「子供」だとのこと。(「子供」の象徴として小さな子供靴が各作品に出てきます。)

『外套』では、船長ミケールと若い妻ジョルジェッタが、子供の死をきっかけに二人の愛が壊れ、ミケールは、ジョルジェッタの冷たい態度に苦しんで、ジョルジェッタと若い雇われ人ルイージとの仲に嫉妬して、ルイージを殺してしまう。

『修道女アンジェリカ』は、親の許さぬ子供を産んで修道院に送られたアンジェリカが、生んですぐに引き離され、会いたいと恋焦がれていた我が子が、7年後の今になって既に死んでいると知らされて、悲しみに暮れ、我が子の元に旅立とうと自殺を遂げる。

そして、三作目の『ジャンニ・スキッキ』は、大金持ちのブォーゾ・ドナーティが既に死んでいるところから始まり、その遺産相続を巡るドタバタの中に、スキッキの娘とブォーゾの若い親族の婚約とやがて誕生する子供への期待が挟まれます。

新しいオペラの可能性を追求するイタリア人演出家によって作り上げられた舞台は、3つの全く違うシチュエーションを描きながら、一本の線でつながっており、その展開の巧みさと、俳優たちの伸びやかな演技、イタリア人の演出ならではの華やかな芸術性が、とても魅力的でした。

歌は、『ジャンニ・スキッキ』の中でやや唐突に?歌われる「私の大好きなお父さま」以外、ほとんど知らないものでしたが、プッチーニの楽曲は耳に馴染みやすく、話の展開ともよくマッチして、気持ちよく聞けました。そして、歌い手は、上江隼人氏(次女の知人)をはじめ、全て日本人でしたが、皆さん声量があって情感豊かで、期待以上に上手でした。

            

『外套』『修道女アンジェリカ』の後の30分休憩時には、オードブルとプチケーキをつまみ、次女は白ワイン、私は赤ワインを飲みながら、オペラ鑑賞のもうひとつの楽しみを味わいました。

大掛かりでははないけれど、効果的で気の利いた舞台装置と、歌い手さんの素晴らしい歌声と、休憩時の美味しいワイン。オペラ鑑賞の豊かさ、楽しさを満喫し、憂き世の疲れを束の間忘れる至福のひと時となりました。(三女)
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ながつま昭と納涼!ビアパーティー

2018-09-02 14:25:43 | 日常
            

昨日は中野サンプラザで行われた「ながつま昭と納涼!ビアパーティー」に夫と参加してきました。

元々は7月17日に開催予定でしたが、直前に西日本豪雨の大災害があったことから延期され、この日何とか開催されることになりました。

私たちの参加は今回が4度目。民主党→民進党と変遷して、今回は立憲民主党議員としてのビアパーティーですが、この間長妻さんの政治姿勢は全く変わらず、長妻さんを応援する市民層もほとんど変わっていないというのは、パーティー参加者の様子からも見て取れます。今年も200名の席は満席でした。

            

主催者挨拶、長妻さんの挨拶と国政報告の後、ようやく乾杯。その後は立憲民主党で初めて区長として当選した中野区長さんの挨拶や、中野区、目黒区、杉並区の区議会議員、都議会議員たちの紹介が続きました。

          

いつもなら途中で皆で歌を歌うなど余興の時間もあるのですが、今回は集中豪雨被害への配慮からか、厳しい政治情勢への緊張からか、そういうリラックスモードの時間はなく、余興といいつつ立憲民主党や長妻さんをアピールする「クイズ」をちょろっとやっただけ。楽しいことが好きな私としては、「もっと明るく行こうよ!」と少々不満が残りました。

それでも、お料理もビールもワインもコーヒーも美味しかったし、テーブルで隣り合わせになった若夫婦やその隣の若者も感じが良かったし、立憲民主党の今後の目標や方向性も分かったし、総じて行ったのは正解、それなりに有意義なひと時でした。(三女)
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