初級1班の教科書です。
教科書が最初の初級1班の時とは違っていたことは既にお伝えしましたが、二人の老師が1冊の教科書で、同じ単元をお一人は「ティン説課 ティンシュオカ」(聞いて話す)の立場から、お一人は「総合課 ゾンハーカ」(文法を中心に話す訓練)の立場から講義をして下さいます。
使用する教科書は1種類のみで、「成功之路」と言うタイトルの入門篇、起歩篇①②、順利篇①②の5冊です。
今は起歩篇②の終わり頃を学んでいます。
毎日、どちらのかも学んだ単元の復習の宿題があります。
翌日必ず老師がチェックして下さいますので、理解できていない所は直ぐに解決です。
しかし、老師は
「皆さんがここで私が教えた事を覚え、帰って復習したからといって安心してはいけません。
皆さんがここで学ぶ目的は話せるようになることです。
授業で学んだ事を応用して、同学や中国人と話すことが必要です。
そのためには課文を毎日20回は読んで下さい。
それもゆっくりではなく、出来るだけ速く!
そうすればスラスラと口から出てくるようになります。
あなた達が努力をしなければ、私はどうする事も出来ません!」
と、繰り返し私たちに注意されます。
何と厳しいお言葉でしょう! でも、その通りなのです。
私は1年半勉強だけをしてきましたので、良く分かります。
文法がどんなに理解できていても、なかなか口から出てこないのはこの訓練を受けていなかったからだと思います。
音読をしていれば、自然に口から言葉が出てくるようになるのです。
これは言語習得には欠かせない勉強方法です。
日本では“聴いているだけで話せるようになる”と言うのがうたい文句の英語のCDを販売をしていますが、それに加えて自分で何回も言ってみることが必要でしょう!
言語だけでなく、中高生の暗記物にもこの方法がお勧めです。
中3の孫にも伝授したのですが、実践していてくれるかなぁ!?
残っていた日本人同学お二人の紹介です。
とてもおしとやかなKさん。
私同様Kさんも、授業をICレコーダーに録音して帰ってそれを聞きながら熱心に勉強しておられます。
神奈川出身のSさんは旅行業を営む資格をお持ちとか、中国語をマスターした暁には日本と中国の架け橋になれますね!