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「この世界には私が撮らなければ誰も見たことがないものがあるのだと信じています」by ダイアン・アーバス。   

ホント怖いよ日本の裁判。

2007-03-05 | MUSIC・MOVIE・BOOK・ART
オイラの祖父は検事だったし叔父さん二人も弁護士だったので裁判とまったく縁がないわけではないのであります。
なので以前「自白の研究」(三一書房。700ページもあるので途中で挫折したけど、いつか最後まで読んでやるーって、今回トロさんに売らなかったのよ)や「ぼくたちやってない」(共同通信社。少年犯罪の本)、元議員の山本譲司が書いた「累犯障害者」(新潮社)など読んだ事がある。

「それでもボクはやってない」(幻冬舎)周防正行著 

周防監督は映画を観てから本を読んでねっておっしゃっていましたが、オイラは先に本を読んじゃいました。スンマセーン。
最初に映画のシナリオが載っています。シナリオなんて読んだ事あったかなー?、記憶にないな、なんて思いながら読み始めると、どんどん引き込まれて行きました。

この映画は電車の中で痴漢行為をしたとして捕まった若い男が主人公で日本の刑事裁判の危険性を訴えてる。
日本の裁判は自白を一番重要視してるのよ。でもこの映画の主人公は一貫して無罪を主張。

刑事は被告に対して自白しちゃった方が楽だよ、すぐ開放してあげるから自白しなさいってどんどん追い込んで行く。追い込まれた人間は精神的にも参ってしまうのでやってないのに、やりました
って嘘の自白しちゃう。なので 冤罪が生まれる。

今回一番驚いたのは裁判の途中で裁判官が変わる事があるって事と、あんまり無罪にすると左遷されちゃう事があるんだってさ裁判官も。マジかよ!。

北尾トロさんの「気分はもう、裁判長」(理論社)と一緒に読む事をお薦めします。
日本の裁判制度の見直しが始まる事を期待しますだ。そーじゃないと怖くて眠れん。

この前のコラム(日記?)で、日本で始まるのは陪審制と書きましたが、裁判員制度の間違いでした。ここで訂正いたします。

因みにアメリカの裁判では『guilty』or『not guilty』。有罪、有罪じゃない
。innocent(無実)じゃないのよね。











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