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MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

いーはとーぼ(下北沢)

2018-10-05 09:21:37 | COFFEE HOUSE Qs4(飲食店等徘徊)
いーはとーぼ(下北沢)

「東京の喫茶店」に出ていた店。
0:00くらいまでやってるので、22時過ぎならまだいいだろうと
思い出かけた。ライブ会場から、駅を挟んで北口を3~4分歩いた
不動産屋の手前の2階。左側に「音楽喫茶」とある。本にはそれ
(音楽喫茶)とは紹介されていないが、1977年開店から今までそこに
ある店だ。

私がそこに落ち着くのも無理はない。どちらかというと一時期の
中央線沿線にありがちな風情なのだけれど、かかってる音楽が、
この日はフランス風シャンソンにジャズのバックがついている
ような音楽。芝居で使われるような感じのものだった。

ライブとは違う曲調なのでそれはそれで頭の整理がついてよかった。
下北沢は演劇の街という感覚は今も変わらない。少なくとも自分は
音楽系で訪れたのは、たぶん、有山じゅんじさんしかいない。
あとは素通りすることの多い街だった。それは今も変わりない。

店はコーヒーも一杯づつ淹れている。それもかわりないらしい。
初めに店主が「音楽の音が大きいですけどいいですか?」みたいな
問いかけをしてくるが、音楽喫茶と銘打ってるのだから、その点は
承知の助だ。BOSEのスピーカーが天井からつるされている。
グリルが外されてるのはめずらしいが、使い込まれているようだ。
アンプとCDプレーヤーは何使ってるのかわからないが、音楽的には
問題ないだろう。

確かに音楽や文学や文化的なものに造詣が深いマスターなのだろう。
並んでる書物がそれ風で、普段手に取らないだろうものが文庫本から
ハードCOVERまでおいてある。売り物もある。ミニコミもある。
それにこの手の店のお決まりは店のノートだ。客が自由に書き込むあれ。
ちょっとパラパラしてみたが、何かイラストが多く、文章もあったが、
目に止まらなかった。コクのある珈琲を1口いただいて席を立つ。

狭い店内を1周して、本CDレコードの中古棚を見る。ビートルズと
セシル・テイラーが、並んで箱に入ってたりする。不思議な店だ。
店が狭いので、一人の〆る空間は狭い。それが居心地イイと感じるか
否と感じるかは、人それぞれだけれど、こういう空間が必要な
人もいるだろうな。
さて、電車の時間もあるから、冷め気味の残りのコーヒーを飲み干し、
席を立つ。500円玉で代金を支払い店を出る。

いーはとーぼブログ
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