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アン=安希子・マイヤーズカレン・カメンセク指揮ロサンゼルス・フィルハーモニックグラス:ヴァイオリン協1番 ホルスト惑星

2023-10-23 19:13:21 | 音楽夜話(クラシック)
10.23


11;00-13:00 19:00-21:00 KUSC


Aシェーンバーグ:クール・キャット(世界初演)
グラス:ヴァイオリン協奏曲 第一番
ホルスト:組曲{惑星」Op32


アン=安希子・マイヤーズカレン・カメンセク指揮ロサンゼルス・フィルハーモニック


2023年9月12日ロサンゼルス、ハリウッド・ボール
クール・キャットはサスペンス物のガツンと来るような
音楽で、映画音楽聞いてるような感じでした。
終わりもきっちり決まり、かっこいい曲。


フィリップ・グラスはミニマル・ミュージックなど手掛けている
方なので、普段あまり聴くことはありませんが、この曲は
メロディー・リズム・ハーモニーがミニマル系も入っていますが、
わかりやすい方の曲になっています。なかなか、新しい
レパートリーを開拓するのはこの歳になるとむずかしいのですが、
この曲に関しては、スっと入ってきて、琴線を揺さぶられました。
安希子・マイヤーズさんは、最近あまりお名前を聞かなかったのですが、
活動はされているようですね。
この曲に関しても手の内にある感じで、安定した技巧が冴えています。
アルペジオが連続するようなところでも粒立ち良く流れも作っており、
凄かったと思います。久々、リスニングのレパートリーに加えようかと
思った曲でした。


LAフィルは実力もあるのですね。惑星のようなポピュラーに
なってしまった曲でも手抜きなしで、ちょっとテンポ早めで
進めていきました。アンサンブルも上手いです。ある意味
いうことないかな。指揮者の表現の好き嫌いくらいか。
木星の民謡部分もテンポ落とさず、あっさりと通過。
後半の土星も重く引っ張るわけでもないけれど、重量感のある
金管群でそれを表現していた。
ラストの女性コーラスの出来も良く、終演後の拍手が若干早かった
ので、宇宙の真空の場をもう少し味わいたかったというのは
あるけれど、集中のあるアンサンブルの出来もいい演奏だったと思う。



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