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小曽根 真(p)レナード・スラットキン指揮 ロサンゼルス・フィルハーモニック ラプソディー・イン・ブルー 「新世界より」

2023-09-05 04:38:57 | 音楽夜話(クラシック)
小曽根 真(p)レナード・スラットキン指揮 ロサンゼルス・フィルハーモニック ラプソディー・イン・ブルー 「新世界より」


September 3, 2023 20:00-
シンディー・マックティー :タイムピース
ガーシュイン:ラプソディー・イン・ブルー 小曽根 真(p)
ソリスト・アンコール:小曽根 真:マイ・ウイッチス・ブルー


ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op95「新世界より」


小曽根 真(p)
レナード・スラットキン指揮 ロサンゼルス・フィルハーモニック


2023年7月25日ロサンゼルス、ハリウッド・ボウル


ロス・フィルの2022-23シーズンのコンサートにソリストと
して出演する小曽根真氏。最近、協奏曲のピアノやってるなという感じ
はしていたけれど、本場に乗り込んでの演奏。だれが仕込んだか。


バークリー音大卒でジャズ・ピアノではもうベテランの域に入っている。
コンボからビッグ・バンドまでこなし、後進の指導にもあたっている。
還暦を迎えソロ・アルバムも出していると思う。時折、オファーがあるのか
クラシックの名曲の協奏曲のソリストとしてステージに立つこともある。


クラシックピアノのアプローチとジャズのそれは違うと言っていたけれど、
両刀使いという世界を経験し楽しんでいる様なところもあるのかもしれない。


今回は、ラプソディー・イン・ブルーだ。時折、ジャズ・ピアニストにも、
ガーシュインという事で、近しいのかオファーがくる。
山下洋輔氏とか、お気にいりはマーカス・ロバ―ツ小澤征爾の取り合わせ
だけれど、小曽根氏はどうか・・・。


かなりピアノ・パートに手を入れているのではないかと思う。オケとアンサンブルの
所は、譜面通りなのかもしれないけれど、ピアノの独奏部分とか、スコアにないところは
かなり聴いたことない音が出ていた。ジャズ・アドリブの様な感じもする。


終演後も聴衆は沸いていたし、ブーイングはないと思う。さすがジャズの国だなとも
思うが、ある意味音楽に寛容というか楽しんでいる。
小曽根氏も終わってほっとしたかもしれない。


「新世界より」は、目をつぶっても弾けるのではないかと思うくらいしているのではないかとも
思うが、力の抜けたいい感じのテンションで進められた。確かにアメリカのオケだから、迫力も
あるのだけれど、スラットキンの指揮振りがある意味ソフトなので、聴き疲れしない。
こういうドヴォルザークもあるのだなと思う。
1曲目は現代曲だった。



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