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アレグザンダーメルツィン指揮 コトブス州立フィルハーモニー管弦楽団 ツェムリンスキー「ザレマ」~前奏曲・アルマ・マーラー7つの歌・グスタフ・マーラー5番

2023-12-30 07:31:32 | 音楽夜話(クラシック)
12月27日


4:00-7:00 20:00-23:00 RBB


ツェムリンスキー::歌劇「ザレマ」~前奏曲
A・マーラー:7つの歌
マーラー交響曲第5番嬰ハ短調


ラヘル・ブレーデ(アルト)
アレグザンダーメルツィン指揮
コトブス州立フィルハーモニー管弦楽団
2023年3月17日 コトブス、州立劇場


ツェムリンスキー アルマ・マーラー・グスタフ・マーラー
の作品を並べたプログラム。3人の関係性を
べースに組まれたものかもしれない。
その意味で5番はありなのかもと思った。
ツェムリンスキーの曲は、思ったより聴きやすく
耳に残った。ブラームスが後押ししていたという話も
あるくらいだから、その意味ではロマン派的な流れを
汲んで書かれている様だ。


アルマ・マーラーは独身時代に、ツェムリンスキーに
作曲を習ったこともあり、歌曲などを残している。
そのうちの7つをまとめた作品集があり、プログラムは
それだった。アルトが歌う歌曲集。


沈黙の街 (リチャード・デーメル)
暖かい夏の夜 (= ファウンド) (オットー・J・ビアバウム)
夜の光 (オットー・J・ビアバウム)
森の至福 (リヒャルト・デーメル)
父の庭で(=フランスの子守唄)(オットー・E・ハルトレーベン)
Bei dir ist es traut (ライナー・マリア・リルケ)
収穫の歌(=朝の歌)(グスタフ・ファルケ)


後半は5番の交響曲。
マーラー演奏の変遷を俯瞰したことはないけれど、
今どきは、アマチュアのオケでも取り組むという
作曲家になっているけれど、一筋縄ではいかない
だろうなと思う。長いし、難しそうだし、それに
表現も含めていくと、指揮者だけでなく、
オーケストラの技量も問われるし。
標準的なそれを目指すにしても、レベルは
高そう。このところ続けて聴く機会があったけれど、
同じように聞こえるけれど、何か違いを見出そうと
苦心しているところも感じられる。指揮者の
腕の振るいどころなのかもしれないけれど、
そこに追いつくオケが必要という条件もあるのかも。
聴くに十分な演奏でした。




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