MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ヘルベルト・ブロムシュテット 指揮 ボストン交響楽団演奏会

2021-08-18 18:17:59 | 音楽夜話(クラシック)
8月16日


8:00-11:00 19.00-22.00 WCRB


ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
同上:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
ヴァイオリン:レオニダス・カヴァコス Leonidas Kavakos
指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット Herbert Blomstedt
ボストン交響楽団 Boston Symphony Orchestra
2021年8月15日 クーセヴィツキー・ミュージック・シェッド, タングルウッド Koussevitzky Music Shed


ブロムシュテット氏のブラームス。飾ることなく、ある意味自然体で、ブラームスの音楽を紡いでいくようで、
Vn協奏曲は若い時の作品だけれど、丁寧に細かく音楽を作っている感じがする。カヴァコスのVnも熱演だった。


4番。ゲヴァントハウス管とのアルバムを持っていた。多分、基本的なアプローチは変わらないと思うけれど、
オケの違いでの音の出方が興味あった。アメリカのベスト5に入るオケ(ボストン・シカゴ・ニューヨーク・
クリーブランド・フィラデルフィア)。
音の分離もよく、時折管を鳴らしたりする。テンポはゆっくり目で歌う。終盤、音を置きに来る感じでゆったりと
着陸地点を探し熱はありまとまっていった。3楽章長調で「転」の部分。元気こめて前に進む。終楽章、ゆっくり目で
だんだん盛り上げていく。変奏も上手だが、フルートの独奏部分、「悲」の感じがあまりない。奏者のキャラなのか。
大団円の後は、ブラボーがかかる。


演奏はチャレンジという。あっさり感があってそれが好きな人はそれでいいし、物足りない人もいるだろう。
アンサンブルのまとめ方はレベルも高くそろっている。そうなると演奏の出来は好き嫌いの範疇になる。
弦の柔らかさとかだったらゲヴァントハウスを押す。チャレンジというならボストンもいいけど、
ブラームス色はヨーロッパトーンのゲヴァントハウスかな。ライブの熱はあるのだけれど、イメージするところが
違うのかもしれない。




コメントを投稿