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ノ-・ルーム・フォア・スクエアーズ(下北沢・その2)

2019-11-15 12:00:39 | 音楽が流れる喫茶&BAR
ノ-・ルーム・フォア・スクエアーズ(下北沢・その2)

10月に訪問したが、所用ついでに違う店に行くはずだったが再訪。
コーラの赤いドアを開けて入ると、外人のカップル一組。有る程度
声だかで話している。これだけの音量なら自然に声も大きくなる。
今日は、アイス珈琲とホット・ドックをいただく。
ちょい眠い感じもするが、フカフカのソファーに身をうずめると
早速眠気襲来。それを払う盤が来るかどうか・・・。
ジャケットが、カウンターに乗る。

①フィニアスニューボーンJr 「ルック・アウト」
1976年パブロレーベルに残された1枚。若い頃の彼とは違い
ふくよかな笑みをたたえたモノクロジャケットは印象的。
粒立ちのいいピアノとフレージング。往年の彼ではないが、
聴きとおせる1枚。レイ・ブラウン(b)、ジミー・スミス(ds)
レイ・ブラウンは彼が闘病しながらも、演奏活動に戻れるように
フォローした一人らしく、レコーディングセッションを組み、
自らベースで共演している。なかなかフレッシュな演奏。

②ソニー・スティット 「プレイズ・バード」
JAZZを聴き始めたころ、チャーリー・パーカー(as)の
後を行くサックス奏者。と言われたらしいが、パーカーの
エピゴーネンでもないし、ご本人はそれで一時期アルトを
吹かずにテナーばかり吹いていた時期があったという。
個人的にはパーカーとも違うような気もするが・・・。
このアルバムは、思い切りアルトでパーカーが演奏したナンバーを
スティット流で吹いている。結構ここちよかったりする
バックのメンバーが、ちょっとスティットの毛色と違う気もするが
それもセッションの醍醐味か。
ソニー・スティット(as)、ジョン・ルイス(p)、
ジム・ホール(g)、リチャード・デイヴィス(b)、
コニー・ケイ(ds)◎1963年1月29日 NYCにて録音

③ボブ・ブルックマイヤー(tb)「フレンズ」

リーダー;ボブ・ブルックマイヤー(tb)
スタン・ゲッツ(ts)ハービー・ハンコック(p)
ゲイリー・バートン(vib)エルヴィン・ジョーンズ(ds)
ロン・カーター(b)1964年5月25日~27日 NY録音
プロデューサー;テオ・マセロ
前回行った時もかかっていた。オーナーによれば「よくかけてます」との
事だった。隠れ名盤かもしれない。音の出し方が、ヴァルブ・トロンボーン
なので、スライドとは違った、また、イイ感じの響きがする。
「音の作り方はフリューゲルホーンに近い」とオーナーは言っていた。
なるほどそういう考え方もあるなと思った。録音もイイ。

②と③の間にもしかしたら1枚入っていたかもしれないが、寝落ちしてたかも
しれない。
先に来てたカップルの女性が帰っていった。残りは男性と私。

④ロン・カータ―(b)「オール・ブルース」
活動歴も長いし、テクニックも音楽性も高いと思う。
でも、好き嫌いが出やすいアーティストかも。
ファットなベースがなじまない人には難しいかも。

⑤ジムホール(g)「コンチェルト」

ジム・ホール(g) ローランド・ハナ(p)チェット・ベイカー(tp)
ポール・デスモンド(as)ロン・カーター(b)スティーブ・ガット(ds)

B面1曲のアランフェス協奏曲の2楽章のアレンジ版。
ドン・セベスキーのアレンジが入っている。有名な旋律をどのように料理するのか。
ジムのギターが重ねどりされてたり、いろんな音が聞こえてくる。
メンバーが、何気に哀愁系でいいなぁと思ってたら、ドンピシャだった。
ctiでもベストに売れたものらしい。このアルバムもずいぶん聴いたけれど、
飽きない1枚かもしれない。 今日はこれで終わり。
ごちそうさまでした。 


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