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バイエルン放送協会ネットラジオより。ヤンソンスの第9。

2020-01-03 22:19:17 | 音楽夜話(クラシック)
バイエルン放送協会ネットラジオより。ヤンソンスの第9。

radio
Ludwig van Beethoven - Hörbiografie (9/10)
Freiheit über alles
ラジオ
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン - オーディオ伝記 (9/10)
あらゆるものに対する自由

というような番組をやっていた。ドイツ語なので、話の内容はわからないものの、
曲は第9が流れた。ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団。新しい全集のもの。
アルトに藤村実穂子さんが参加しているのをジャケットに見つけた。日本人ソリストが
加わっているのは珍しいが、ベテランの起用という事でもあるのだろうと思って聴いていた。

録音の良さが聴きとれた。聴いたのは終楽章のみだったが、合唱団のレヴェルも高く、
ソリスト・オケ・合唱の分離バランスもよく、ホールトーンもきれいなところが印象的だった。

終演後、アナウンサーが、サントリー・ホールで行われた演奏会であることを告げていた。
CDでアルバム化されている。クレジットを探した。2012年の来日公演から収録されたものだった。
「熱情や興奮、そして緊張や開放感」。

聴いててウルっと来た。この曲でくることは殆どないのだけれど、年取ると涙腺が緩くなる。
精度の高い演奏だし、サントリー・ホールのホール・トーンは美しく、演奏が一段うまく聴こえる。
ステージに立った奏者が「そう思う」と以前ラジオのインタビューで話していた。

個人的にはいい演奏だと思うし、そばに1枚置いてもいい演奏だと思った。
バイエルン放送協会収録のサントリーホール録音。中々、名録音だと思う。
ホールを監修したカラヤンにも感謝。演奏家がコンサートをし続けて、ホールの響きも磨かれて
いるのだろうと思う。


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