渡辺貞夫（as）とラジオの日々。

渡辺貞夫（as）とラジオの日々。

今まで彼の残した放送。

ナベサダとジャズ６９～７２　ニッポン放送
マイ・ディア・ライフ７２～８９　ＦＭ東京
渡辺貞夫　ナイトリー・ユアーズ９６～２０１９　ＴＯＫＹＯ-ＦＭ

長きに渡り自分の番組を持ち、日本のＪＡＺＺ番組の一端を担った。
これは大変なことだと思う。

今の番組は、このたびの番組改変で終了してしまった貞夫氏の番組。
番組は終わっても演奏活動が終わるわけではない。

しかしながら、上記の３番組を通じてエアチェックし続けていたら
先端を走り続ける方だけにものすごい量の貴重な音源があると思われる。

番組は、週ごとに内容が違い自身のライブ音源だったり、
他のアーティストのアルバム紹介だったり、
ミュージシャンの耳で選ぶ音源は流石に奥が深かった。

ある意味、ＪＡＺＺと、それに関連する音楽を啓蒙していたのでは
ないかと思う。音楽に貪欲にかかわっていた。

ビ・バップからモダンへ、ブラジル音楽、クロスオーバー・
フュージョン等にも、波がくれば、うまく乗ってきていた。
しかしながら、ベースにあるものは崩さずに持っている。

この歳になっても練習を欠かさず、前に進んでいる。
演奏の質は落ちていないのではないか。
全く頭の下がるレジェンド。国民栄誉賞ものだと思う。

番組が終わると、生のご本人を知る機会も減るが、
ある意味マイペースで今後も演奏活動を続けていただきたい。

この方の凄いところは、大ホールから、ライブハウスの小屋まで、
演奏場所をある意味選ばないことだ。もしかしたらどこかで
会える機会もあるかもしれない。

放送終了、お疲れさまでした。