昨日も新幹線問題での会議やじん肺集会とデモ行進、原発裁判傍聴、9条の会の会議と朝から夜まであわただしくつづきました。参院選が終わって、さまざまな分野の取り組みなどがいっせいに「再開」され、なかなか頭の切り替えも大変です。
じん肺裁判では清水建設がトンネル工事での職歴認定を拒否したため、和解にいたれない問題も報告されました。私も、「じん肺基金の創設など強力となった国会議員団とも連携して実現していきたい。今後、県内でも新たなトンネル工事が計画されているが、じん肺対策など万全な対策を求めていきたい」などと連帯挨拶をおこないました。
9条の会の自民党改憲案の学習では松浦福井大学名誉教授から問題点の報告を聞き、討論しました。緊急事態規定で閣議も開催しないことを容認する問題や、政党についての規定、外国人「排除」規定、天皇の憲法擁護義務をはずす問題点など後半部分の多岐にわたる問題点を検証しました。
安倍政権が改憲をかかげて暴走する危険がつよいだけに自民党改憲案のものすごい問題点を多くの県民のみなさんに知らせていく活動が必要です。
★
西川知事が日本共産党など原発ゼロをかかげる政党を批判し、「大都市の浮動層、浮遊票というか、(有権者の)気分をとらえた票を求めているように見受けられた」と述べた。
実際、日本共産党は再稼働反対を掲げて、東京、大阪、京都の選挙区で10数年ぶりに勝利しており、とくに大阪、京都の選挙区での勝利は福井の関西電力などの原発推進と無関係ではない。
候補者先頭に、関電前抗議行動などにも参加し、ねばりづよく、住民と連帯して原発からの撤退を原子力発電の消費地から訴えて勝利したのである。
このような共産党と候補者への投票行動を「大都市の浮動層、浮遊票」などと揶揄するのは、政治家として有権者の選択を小ばかにするような態度ではないか。
「目先の自分の生活だけでなく」、福島事故のような事故想定や、仮に事故がなくとも発生しつづける深刻な放射性廃棄物処理の処理処分の問題などを考えて総合的に判断しなければならないのは原発推進者の方々ではないか。
以下、福井新聞の知事発言の報道です。
■福井・・・参院選、エネ政策論議深まらず 福井知事、脱原発政党に苦言も
(2013年7月23日午後5時30分)
福井県の西川知事は23日の定例記者会見で、参院選の公約に脱原発依存を掲げた政党を念頭に「大都市の浮動層、浮遊票というか、(有権者の)気分をとらえた票を求めているように見受けられた」と述べた。物事を総合的に突き詰めないまま、政治的判断をするのはよくないとも語り、各党が原子力政策に真剣に向き合うよう求めた。
エネルギー政策について知事は「資源のない日本で原発なしでやっていけるのかどうか。目先の自分の生活だけでなく、日本全体の将来や国の安全、他の国との競争関係などを見て、総合的な判断をしないといけない」と指摘。参院選ではこうした議論が深まらなかったと語った。
敷地内の断層調査が継続していることを理由に、原子力規制委員会が新規制基準に基づく関西電力大飯原発3、4号機の実質的な安全審査に入らない可能性がある点には「真っ先に自分たちが動かした原発(の安全性)に何か疑問を持っているのか。非常にあいまい」と不信感をのぞかせた。
知事は「断層を調べることと、原発を動かすことがどういう関係にあるのか、はっきり整理する必要がある」とした上で、県としては断層調査と安全審査は区別して審議を進めるべきだとの見解を示した。
北陸新幹線については、敦賀開業の前倒しの実現に向けて「早くやらないといけないという政治的な決断がいる。それがないといろいろな作業が進まない」と強調。自民、公明両党の与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)による工期短縮の財源に関する議論に期待感を示した。
じん肺裁判では清水建設がトンネル工事での職歴認定を拒否したため、和解にいたれない問題も報告されました。私も、「じん肺基金の創設など強力となった国会議員団とも連携して実現していきたい。今後、県内でも新たなトンネル工事が計画されているが、じん肺対策など万全な対策を求めていきたい」などと連帯挨拶をおこないました。
9条の会の自民党改憲案の学習では松浦福井大学名誉教授から問題点の報告を聞き、討論しました。緊急事態規定で閣議も開催しないことを容認する問題や、政党についての規定、外国人「排除」規定、天皇の憲法擁護義務をはずす問題点など後半部分の多岐にわたる問題点を検証しました。
安倍政権が改憲をかかげて暴走する危険がつよいだけに自民党改憲案のものすごい問題点を多くの県民のみなさんに知らせていく活動が必要です。
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西川知事が日本共産党など原発ゼロをかかげる政党を批判し、「大都市の浮動層、浮遊票というか、(有権者の)気分をとらえた票を求めているように見受けられた」と述べた。
実際、日本共産党は再稼働反対を掲げて、東京、大阪、京都の選挙区で10数年ぶりに勝利しており、とくに大阪、京都の選挙区での勝利は福井の関西電力などの原発推進と無関係ではない。
候補者先頭に、関電前抗議行動などにも参加し、ねばりづよく、住民と連帯して原発からの撤退を原子力発電の消費地から訴えて勝利したのである。
このような共産党と候補者への投票行動を「大都市の浮動層、浮遊票」などと揶揄するのは、政治家として有権者の選択を小ばかにするような態度ではないか。
「目先の自分の生活だけでなく」、福島事故のような事故想定や、仮に事故がなくとも発生しつづける深刻な放射性廃棄物処理の処理処分の問題などを考えて総合的に判断しなければならないのは原発推進者の方々ではないか。
以下、福井新聞の知事発言の報道です。
■福井・・・参院選、エネ政策論議深まらず 福井知事、脱原発政党に苦言も
(2013年7月23日午後5時30分)
福井県の西川知事は23日の定例記者会見で、参院選の公約に脱原発依存を掲げた政党を念頭に「大都市の浮動層、浮遊票というか、(有権者の)気分をとらえた票を求めているように見受けられた」と述べた。物事を総合的に突き詰めないまま、政治的判断をするのはよくないとも語り、各党が原子力政策に真剣に向き合うよう求めた。
エネルギー政策について知事は「資源のない日本で原発なしでやっていけるのかどうか。目先の自分の生活だけでなく、日本全体の将来や国の安全、他の国との競争関係などを見て、総合的な判断をしないといけない」と指摘。参院選ではこうした議論が深まらなかったと語った。
敷地内の断層調査が継続していることを理由に、原子力規制委員会が新規制基準に基づく関西電力大飯原発3、4号機の実質的な安全審査に入らない可能性がある点には「真っ先に自分たちが動かした原発(の安全性)に何か疑問を持っているのか。非常にあいまい」と不信感をのぞかせた。
知事は「断層を調べることと、原発を動かすことがどういう関係にあるのか、はっきり整理する必要がある」とした上で、県としては断層調査と安全審査は区別して審議を進めるべきだとの見解を示した。
北陸新幹線については、敦賀開業の前倒しの実現に向けて「早くやらないといけないという政治的な決断がいる。それがないといろいろな作業が進まない」と強調。自民、公明両党の与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)による工期短縮の財源に関する議論に期待感を示した。