前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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新幹線、アベノミクス、猛毒・・・・。私は本音の政治でガンバリマス!

2013年01月16日 | Weblog
  昨日は、街頭宣伝、打ち合わせ、新幹線問題での会議、生活相談などでした。
新幹線問題では、経済界や知事が求めている建設計画の前倒しに関する問題点なども話し合いました。また、保守系の坂井市議会議員も「新幹線は本音ではいらない」などと議会報告している状況など県民の間では依然として不要論が根強いことも報告されました。
「本音ではいらないが、みんなで渡ればいいじゃないか。後のことは・・・・」では、巨額の財政負担と在来線3セク化で大迷惑するのは県民です。
  わたしは、本音の政治でガンバリマス。

 その新幹線もふくめて、「前倒し」論がでてくる背景はアベノミクスでしょう。
200兆円計画での公共事業のバラマキにむらがろうということでしょう。
 しかし、これは猛毒です。歴史の教訓をふまえない暴挙です。

 以下、佐々木衆議院議員の報告です。

■佐々木衆議院議員・・・経済政策の面では、“アベノミクス”などとも言われ「株価が上がった」 と「有頂天」になっているようですが、これはとんでもない代物です。
  安倍総理は、まず、中断していた経済財政諮問会議を復活させ、経済再 生本部を設置することによって、財界の意向がストレートに反映する仕掛けをつくりました。この2つを「クルマの両輪」と位置づけています。国民の声よりも、財界の声を最優先させる姿勢だけはきわめて鮮明です。
  そのうえで、具体策として「超金融緩和」「大規模公共事業」「成長戦略」の3つを推進すると言っています。これから国会に提出される「補正予算案」、「本予算案」、「暫定予算案」の3つの予算案を通じて、それを実行しようとしているのです。

  その中心は、国債の大増発によってムダな公共事業を大規模にばらまき大手ゼネコンに大盤振る舞いすること、大企業に対する減税・補助金をばらまくこと、その財源として大量に発行された国債を、事実上日銀に引き受けさせることです。その結果、通貨の大膨張をもたらしインフレーションを促すことになります。そのため「2%インフレターゲット」論などという怪しげな「理論」を持ち出して合理化する。――これがアベノミクスなるものの大雑把な「体系」のようです。安倍さんは、「輪転機をぐるぐる回して日本銀行に無制限にお札を刷ってもらう」と、驚くべき発言をしたことがあります。あるエコノミストは「アベノミクスとは輪転機を回してお札をすることに本質がある」という論評をしていました。言い得て妙です。
  しかしこの政策を実施すれば、結果として財政危機をいっそう加速させることになるでしょう。国民の暮らしは、インフレによって物価が上昇しても賃金は上がりませんので、どん底に突き落とされてしまいます。そのうえ、来年には消費税が8%に、再来年には10%に引き上げられる大増税が、待ち受けているのです。家計消費が冷え込み、経済が落ち込むことは明らかです。
  インフレと不況が同時に進行する「スタブフレーション」という言葉がありますが、そうなったら暮らしも経済も最悪の事態になりかねません。・・・・