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前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

自由法曹団の弁護士のみなさんと原発調査。原子力安全・保安院からストレステストの説明もうけました。

2011年07月23日 | Weblog
        NHK・・・・・ストレステスト 事業者に指示    07月22日

       定期検査で止まっている原子力発電所の運転再開などを判断する、新たな安全評価、いわゆる「ストレステスト」の実施について、経済産業省の原子力安全・保安院は22日、事業者に指示しました。「ストレステスト」は、原発の施設が、大規模な地震や津波などにどの程度耐えられるかを、コンピューターのシミュレーションで、評価するものです。

県内で対象となるのは、定期検査で止まっている原発で実施する1次評価が、日本原子力発電の敦賀原発1号機、関西電力の美浜原発1号機と3号機、大飯原発3号機と4号機、高浜原発1号機と4号機に加え、定期検査の最終段階でトラブルが起きて運転を止めた大飯原発1号機も含まれます。

また、運転の継続や中止を判断する2次評価は、敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」を含む6基の原発と、新型転換炉としての運転を終え廃炉に向けた作業が進んでいる敦賀市の原子炉廃止措置研究開発センター「ふげん」が対象です。事業者は、今後、「地震」と「津波」、「電源喪失」などを想定したシミュレーション結果をまとめ、原子力安全・保安院と原子力安全委員会の検証を受けることになります。

しかし、ストレステストの結果をもとに運転の再開や継続、中止をどう判断するのか客観的な基準は示されておらず、最終的には政治判断にゆだねられる見通しで、課題を残したままのスタートとなります。
「ストレステスト」の実施を原子力安全・保安院が事業者に指示したことについて、満田誉副知事は、「詳しい内容について国から説明がなく、コメントのしようがない。福井県は、従来から国が福島の事故を踏まえ原発の暫定的な新しい安全基準を示すよう要請しており、その回答なしに停止中の原発の再開は認められない」と述べました。・・・・・・


         ちょうど昨日は、自由法曹団の弁護士のみなさんの原発調査でした。原子力安全・保安院の森下統括管理官から、福島原発事故の分析ととともに、ストレステストの実施についての説明をお聞きすることができました。わたしは、6月議会の予算特別委員会でも、このテストの体制が従来型ではだめだ、ということを指摘してきました。

今後、政府交渉のなかでも具体的に追及していきたいと思います。

        その後、調査団のみなさんとともにもんじゅのPR館や関電のPR館で見学や説明をうけました。
関電では、わたしが6月議会でも取り上げた原子炉の脆性遷移温度のことをとりあげ、「その温度にもとづいてきちんと運転管理している」などと説明されていました。
「なかなかの傾向と対策だな」と内心苦笑しました。それだけアキレス腱だ、ということでしょう。

       夜は、敦賀市内のお店でおいしいお魚などをいただき、おおいに歓談しました。
なんと、京都大学で西川知事の同級生という弁護士もこられていました。「西川君はがんばってますか。原発にたいしていろいろモノを言ってるようだが、佐藤さんは西川君を評価できますか?」と聞かれて、ちょっと返答に困りましたが・・・・