JR金沢駅東口
昨年の9月に、私は奥穂高からの下山途中に滑落事故を起こしました。
そのおりに、私の応急処置・山岳救助隊への連絡・救助隊到着までの私の介護をしてくださった石川県の三人の方々に、一度お礼を申し上げたいと願っていました。
当初「私たちにも起こり得ることですから、お気遣いは結構です」と、固辞しておられましたが、何度かお願いのメールを出させていただきました。
ようやく「倉谷さんも、それで一区切りが着くのならお会いしましょう!」 と言っていただき、家内と一緒に金沢に行きました。
金沢駅東口にある交番の前で11:30に待ち合わせ。
私の顔を見るなり、「キレイに直りましたね!」「後遺症もなくてよかったですね!」と、我が事のことのように喜んでいただき胸が熱くなりました。
私の頭はザクロのようになり血が噴き出していたようです。
一人の方が、たまたま持ち合わせておられた長めのスポーツタオルを2本を使って止血してくださったのです。
救助隊の方にも傷口の様子を伝えてくださり、6時間後に到着した日赤の医師からも「最初の止血が適切でした。そうでなかったら出血多量で危なかった」と聞かされました。
駅前の全日空ホテルでランチにしました。
リーダー格のTさんから1枚の写真をいただきました。
滑落事故現場付近の写真です。
手前の木橋が重太郎橋です。
赤線が登山道です。
中央の赤線の向こう側から沢へ滑落したようです。
三人の方は、一度梯子で沢まで降りて150メートルほど上流に倒れている私の元まで来てくださったそうです。
山岳救助隊は総勢十数名の方が、私を背負って1時間の道のりを交代で林道まで運んでくださいました。
「幸運でしたね!?」と、皆さんは言っておられましたが、「私は、たくさんの人に守られていたんだな!」と、実感しました。
感謝です。
ホテルで別れて、私たち二人は教えてもらった近江市場へ観光に出かけました。
駅に戻って、Fさんが家で作られた大根や白菜を家に取りに戻って持参下さいました。
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