すべては愛する宗像のため

福岡県宗像市在住、井上正文のブログです。

コンパクトシティ構想

2008年02月13日 | まちづくり・自治区・コミュニティ活動
時間に余裕が出ましたので、少々前の事柄ですがブログを更新します。

1月26日(土)、宗像市主催の都市づくりシンポジウムに参加。



「沖ノ島~古代の祈りを今に伝える~」の上映(写真下)に続き、出口 敦氏(九州大学院人間環境学教授)の基調講演。

 

講演では「宗像市都市計画マスタープラン」に沿って、その基本理念である『コンパクトな都市づくり』を分かりやすく解説されました。

“コンパクトシティ構想”とは、これまでの開発中心の都市づくりから、今ある都市機能や環境空間などの既存ストックを有効に活用する都市づくりのことです。

「宗像市都市計画マスタープラン」では、これに加え『魅力的な地域がネットワークする生活交流都市』を目指しているとのことでした。

赤間駅周辺の“中心市街地”と玄海地区の宗像大社鎮国寺などの“歴史・観光エリア”や3つの大学などの“学術エリア”を東西・南北に結ぶことで、都市は機能するのです。

 

基調講演後のパネルディスカッションでは宗像市谷井市長が「沖ノ島と関連遺産群を世界遺産に!」と熱く語られていました。

谷井市長は“産業振興”のためではなく、後世に伝え保存していくために世界遺産登録をめざすのだと説かれました。

また、宗像の良好な環境(緑や公園が多い・工場が少ない・低層住宅率が高い・下水の普及率が高い・教育水準が高い)を育むことが大切だとパネラーの方もおっしゃられていました。

行政・民間を問わず、この地域を愛し、将来のまちづくりを考えているということをあらためて実感しました。

今回のシンポジウムも、まさにコンパクトで無駄の無い素晴らしいものだったと思います。

アクシス玄海という箱を上手に活かし、主催側の意図がはっきりしていたと思います。

やや低めに設定されていた会場の暖房温度も、後から思えば納得です。

また、宗像JCの戸波理事長をはじめ地域づくり担当役員の皆さんもシンポジウムに参加されているのを見て嬉しく思いました。

  <参考リンク>
   ・コンパクトシティ(Wikipedia)
   ・COMPACT CITY(国土交通省)

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