平行カルダンの車輪

平行カルダンとか、平行ガルダンドライブ（または駆動）という言葉は、ちょっと電車の構造に詳しくなると、知る言葉ですね。
ＪＲさんでいえば、新性能電車と呼ばれる区分がそれで、殆どの電動車がこの平行カルダン駆動の台車を履いています。
平行カルダンは、ご覧の台車車軸の右側に取り付けられたギアを介し、台車上に、車軸と平行に装架され（または、とりつけられ）た電動機で駆動する方式で、モハ９０系（現在の１０１)電車登場以降、ポピュラーな方法になりました。
旧型国電や、古い路面電車などに見られる、吊り掛け駆動と較べ、ばね下重量が軽くなる分、乗り心地が良くなると言われます。

最近はあまり話題にならなくなりましたが、カルダン駆動の電車の黎明期には、平行カルダン以外に、直角カルダン、ＷＮ駆動、珍しいところで垂直カルダンなど、色々な呼び方の電動機装架方法があり、主に民鉄で採用されました。

「夏休みフェア」にて撮影。

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