goo blog サービス終了のお知らせ 

みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

海老蔵襲名披露巡業・沼津公演

2005年07月26日 | 歌舞伎
 地元に海老様がやってくる!!チケット激戦でしたが・・・。当日は台風7号が直撃の予報なので、用心して行きました。その前に、伊豆にお見舞いに行った足で会場へ(笑)「台風直撃だよ、どうしよう!!!」とかなり気持ちが焦っていました。といっても、逸れたので、良かったです・・・。当日は弟も行きたいと行っていたのですが、問い合わせたら全席満席!!こんなの今までなかったような・・・(^^;。でもいいことです!!新之助時代の巡業では、余裕で最前列ど真ん中を取れたけど、やっぱり海老蔵!!
 画像は自分へのおみやげに買った海老蔵オーガニックコットンのハンカチ。

『実盛物語』
新之助時代の歌舞伎座の初演は見ていないし、実盛物語自体初めてです。なかなか面白かったです。海老蔵は颯爽としているし、ユーモアもありました。
 葵御前のお産を覗こうとする太郎吉に「あっち行け」と言ったり・・・。あと、要所要所の決め所は絵になるし、綺麗ですね。
 瀬尾が市蔵さんでしたが、これも良かったです。最後に、わざと自分の孫である太郎吉に切られて“もどり”の場面の、宙返りみたいのはびっくり。こういう型がある時とない時があるみたいです。
 小万の腕は、最初出てきた時、何?と思い、オペラグラスを見ました。あと、歌舞伎の話にツッコミは禁物ですが、腕をつけて、息ふきかえしてまた死ぬ・・・って・・・、はい禁物です(笑)でも、母と親子の思い、太郎吉の思いが健気でちょっと涙しました。太郎吉役の子、上手かったです!!(普通の子役さんみたいです。)あと、実盛の語りをしていた葵太夫さんHP〜今月のお役に葵さんらしいマメな巡業日記があります(^^)沼津公演(私が見たの)では、『沼津』縁の“平作地蔵”に行かれた記事がありました。そして、浜松でも沼津でも鰻とは羨ましい・・・・。(他にも寿司とか)
昨日、別のお店ですが、行こうと思ったら台風対策か店じまいしていたから・・・

『口上』
團十郎、海老蔵、市蔵、家橘、右之助というメンバー。やっぱりちょっとこじんまりとしているけど、さすがに盛り上がりました。
まずは團十郎さんから「昼夜共に満員札止め、ありがとうございます」と!!それぞれ、実盛物語で何をやったか(市蔵さん、家橘さん)ということが中心。市蔵さんは「伊藤園、やまきのめんつゆ」へのメッセージ。團十郎さん、海老蔵さんからは「伊藤園さん、ありがとう。」(伊藤園の招待もあったはず。)
 ただ、噂通り、巡業の口上は睨みがなかった・・・・

『お祭り』
短いながらも、これも盛り上がりました。ちゃんと大向こうさんがいたので,
「待ってました!!」「待っていたとは、ありがてぇ」もあったし!!ただ、やっぱり團十郎さん、痩せたな、、、と思いました。お元気だから舞台に立てるのでしょうけど、まだまだお体には気を付けてほしいですね。一人で踊るお祭りは初めて見ましたが、や はり「お祭り」は粋ですね!!

と、舞台も客席もとても熱気に包まれた、良い巡業の舞台でした!!
満足、満足!!!!

四月歌舞伎座・勘三郎襲名(夜の部)

2005年04月23日 | 歌舞伎
画像は歌舞伎座玄関前に飾られているパネルと幕です。(ちょっと変なアングルかも?!)ブルックリン橋を背景のこの写真は合成っぽいけど、違うんですよね(笑)篠山紀信撮影です。しかも「合成ではありません。」と筋書に撮影風景の写真まで載せて説明していたところが、ちょっと笑えた。
夜は、観劇指南役(?)でもあるお友達と一緒に観劇しました。


歌舞伎十八番の内『毛抜』

しょっちゅう上演しているようで、初めて見た演目です。團十郎さんはやっぱり荒事が似合いますね。時蔵さんがちょい役で出ていました。結構好きなので、今月はこれだけで残念だなー・・・。
お友達とも話していたのですが、マグネットなら分かるけど、コンパスであんなになるか?と・・・まあ、そんなところが面白いのですが。團蔵さんの眉間の青い筋が妙に似合っていました。勘太郎さんはこれも颯爽とした役。弾正に言い寄られるところ、素でも照れて笑ってませんか?!


『口上』

やっぱりなんだかんだいっても、中央に親子三人がしっかりいることは嬉しいですね。しかし、凄い拍手です!!先月は口上は見なかったので・・・。
仁左さまの挨拶もかなり拍手ありましたが、結構噛んでますよね。「えー」とか「うー」とか。やっぱり話すのは苦手なのかな・・・(^^;。左團次さんの「出物腫れ物所嫌わず」ネタも面白かったです。がいつもより毒はないかな?!七之助も舞台に復帰。そして、勘太郎それ以上に嬉しいだろうなと感じました。
勘三郎さんも自分の挨拶で、團十郎さんの復帰を祝ったりとちょっと感激・・・。病気発覚からちょうど一年くらい経ちますもんね。。。勘三郎さんは、皆に愛されている役者さんだなーと改めて感じました。


『籠釣瓶花街酔醒』

 ずっと見たかった演目だし(玉さまの八ッ橋で)、今回の襲名演目で一番見たかったのです。
 いきなり暗くなり、パッと明かるくなると、そこは桜が満開の吉原。吉原に感激している次郎左衛門の気持ちが。よーーーーーーく分かります。玉さまの花魁姿は、かなり綺麗です。あれじゃ、惚れます!入れあげてしまいます!花道の微笑みもばっちりでした。なんか妖艶・・・。
 勘三郎さんの次郎左衛門は、純だから八ッ橋に入れあげてしまうし、本当に好きになってしまう。なまじお金があるから、お茶屋さんにもちやほや(?!)されちゃうし・・・。疱瘡の跡のあばたがひどい顔だけど、そういうコンプレックスもあるのか・・・。だから、八ッ橋をよくしようと思う気持ちが痛い程伝わってくるのです。
 お友達に「八ッ橋を最初に見た時の勘三郎の目が凄いよ!」と言われたので観察しました。本当に目がぱっちり開いてしまって、心奪われたって感じで見つめています。とにかく、私が見てきた勘三郎のお芝居では、一番好きな役です。

 で、間夫(まあ、ヒモだな。)の仁左さまは格好良すぎ!!!!八ッ橋が見請けされると知り、お茶屋に話しをつけにいくのですが、座敷の柱に寄りかかる姿・・・・格好良すぎ!!なんで、寄りかかっているだけで様になるのか・・・・。次郎左衛門をあんな風にふってしまうには、やっぱり栄之丞は良い男じゃないとね!
私もあんなのがいたら、貢ぎます(笑)
 玉さまの八ッ橋も苦悩が伝わってくるなーー・・・。でも、あんな風に、みんなの前で縁切りされるのは、恥辱ですよね・・・・。それから、九重の魁春さんも良かった〜!七之助も綺麗です。段四郎さんも良い味です。そして、秀太郎さんの女将って似合いすぎ!(吉田屋もしかり。)

そして、縁切りから四ヶ月後、籠釣瓶という妖刀を隠し持ち八ッ橋を切る場面、勘三郎さんの目がギラリという目になった。切られて倒れる八ッ橋・・・・・・
美しすぎる
海老反りになって、そのままぱたりと・・・・。
 残虐なシーンなのに、観客を惚れ惚れさせてしまうのは、歌舞伎独自の美意識でしょう・・・。
 そして刀を見て笑い、八ッ橋の顔を見て、幕。

 幕が閉まり、何とも言えない気持ちになった。
そして、このような話は現在でもあり得るし、古今東西共通でしょう。純だから、花魁を本気で好きになり、入れあげ、本気だからこそ、あのような仕打ちに我慢できずに、殺してしまう・・・・。
 でも八ッ橋だって苦悩の人です。「間夫がいなければ、女郎は闇」という揚巻の言葉を思い出しました・・・・。どちらが悪いのではないけど、やはり悲劇になってしまったのは一人の男が恋した場所と相手が「吉原」だったからでしょうか?

とにかく、本当に良いものを見ました。
ちなみに玉さま八ッ橋が花道で微笑む写真を買いました!

四月歌舞伎座・勘三郎襲名(昼の部)

2005年04月23日 | 歌舞伎
 後援会に入っていてもチケット取りが難しかった四月・・・・。今月は久々に(ほぼ2年ぶり)の昼夜通し観劇。あの頃は学生だったのですが、今はそれはかなり疲れると思った・・・行きもケチって鈍行にしてしまった(笑)電車で小田原〜川崎間はずっと寝ていたのですが、その影響?夜に風邪気味となる・・・

 画像は四月の祝幕です。品の良い柄で、着物にしたら良さそうな色使いです。私の席は3階Aでしたが、一階に下りて撮影しました。


『ひらかな盛衰記 源太勘当』
 
 源太の勘太郎君、颯爽としています。千鳥の芝のぶちゃんも可愛らしいです。二人は相思相愛なのですが、源太の弟の平次が横恋慕します。平次は海老蔵ですが、男前なだけに、アホっぽさが気の毒だったな。でも似合う(笑)仮病をしているので月代が伸びて病鉢巻もして、最初は「松王丸みたい!」と思いましたが、千鳥に言い寄るところなんぞ「よいではないか、よいではないか・・・」って(笑)私の頭の中には由美かおるが出てきた・・・・。(水戸黄門の)


『京鹿子娘道成寺』道行きから押し戻しまで

 勘三郎さんの道成寺は初めて見ます。可愛い花子です。踊りもうまいですね!所化も襲名だけに凄い豪華!!岳父芝翫さんも気合い入っているのかな?海老蔵はかなり美しい坊主だただ、皆思っていると思うけど、海老は坊主の鬘いらない、そのままでいける!と(笑)私の日は、舞まいづくしは勘太郎くんでした。

 乱拍子は玉三郎さんのと違いかなりあっさりめ。時間の関係か、急の舞も省略。私はお能でもそうだけど、乱拍子の静から、激しい急の舞にうつるところが好きなので残念。
 でも、やっぱり娘道成寺は良い曲ですよね。あとちょっと気になったのが、鞨鼓をかなり激しく打っていると思いました(^^;「バンッ!!バンッ!!」って破れてしまうんじゃないかっていう・・・・。鈴太鼓もかなり激しい音したし、ちょっとびっくり。
 そして、珍しい“押し戻し”付きです。團十郎さんが元気に歌舞伎座復帰です!いつもは、花子は鐘の上に昇って、見得で終わりなのですが、今回は鐘の中に入ります。でもお能みたいに中では着替えないのですよね。さすがにメイクとかもあるしね(^^;。でも中から蛇身が現れたのには迫力!でも押し戻しは竹槍(?!)持って、退治しようというのが、かなりほのぼのですよね。そんなのが荒事らしくって好きなんだけど。
 最後の見得で、それまで蛇身と戦っていた四天たちが蛇の形になっていまいしたね。だから彼らの衣装が鱗柄なんだ!!
と、なかなか面白かったこれぞ襲名!というべき娘道成寺でした!


『与話情浮名横櫛』
 3度目の仁左玉コンビのお富与三郎です。一昨年の通しでは赤間別荘もついていたので、見染から源氏店がすんなり繋がりました。しかし、この時の仁左さまは咳を何度もされ本調子ではなかったのもあり(翌月は休演)今回の方が、大変ノリにのっていらっしゃったと思いました。
 最初の木更津見染の場では、ぼんぼんな与三郎です。やっぱり仁左さまはぼんぼんが似合う玉さまも、粋なお富さんで、二人なら納得の一目惚れですね。客席歩きは、勘三郎さんだから、盛り上がることでしょう。今回は、その様子は3階ですのでお預けです。(その代わり脳内補完。)

 源氏店では、おなじみの名台詞が決まりますね!その前に、蝙蝠安が中にいて、与三郎が外で石を蹴ったり、そういう仕草も様になる!頬かぶりもあんなにかっこよい人はいない。(私がやったら、間抜けな盗人だ・・・・)お富だとはっと気づくところも、傷がいっぱいあっても、かっこよい!!!
つまり仁左さまは何をやっても様になる!
ということなんですね(笑)でも、前よりお痩せになったと思います。(心配・・・)玉さまも、藤八におしろいを塗ったりするところが、面白かったなー。お風呂帰りに糠袋をくわえて、傘をさす姿が色っぽいです

松嶋屋のお祭り

2005年04月09日 | 歌舞伎
鑑賞講座は見逃しましたが(ビデオには録画しました。)
先ほど、『お祭り』は見ました!孝太郎さんがゲストで、
そして、仁左さまもVTRでご出演でした!!
改めて、見て、やはり千之助くんは可愛いな〜と思いました。
丸くて小さくて可愛らしいですね!
家に持って帰りたいです(笑)


さて、桜が満開ですね
近所の公園の桜が綺麗なので、思わず画像公開!

十八代目中村勘三郎襲名披露・三月大歌舞伎夜の部

2005年03月19日 | 歌舞伎
 なんとかインフルエンザも治り、花粉症の鼻水には悩まされますが、それも薬でなんとか。。。という状態にしてこの日の観劇を迎えました。久々に祖母と一緒に観劇。そして久々の一等席での観劇です。(やっぱり2万円は高いよ・・・顔見世みたい・・・)一等席といっても2列上手側。ちょうど仮花道が通るあたりの席ですので、舞台の役者さんと近いのは嬉しいが端すぎて首が痛いのよ・・・。
 画像は祝幕です!定式幕はいつもの歌舞伎座とは違い中村座のものでした!


『盛綱陣屋』
 勘三郎さんの時代物の主役を自分が見たのは初めてのような気がします。(たぶん・・・)出演者は芝翫ファミリーといった感じが強いと思いました(笑)私、これは微妙・早瀬・篝火の女三人が好きだと改めて思いました。児太郎くんの小四郎が死んでしまうところはホロッときました・・・・
 あと、勘三郎さんっていまいちこういう役は合っていないような気がするな・・・。盛綱はむしろ仁左衛門さんとか、吉右衛門さんみたいな役者さんで見たい(失礼!!)富十郎さんの清々しい口跡も好きですねー。
 しかし・・・・またまた進乃助!!!!出番少ないし、台詞変だし、もっと頑張ってください!
 あと、私の席は目の前が義太夫さんでした。葵太夫さんって、何となく源次郎さんに似ているような気がしました(笑)もうちょっと丸くすると葵さんのような・・・・(^^:。


『保名』
 仁左さま・・・素敵です!色っぽいです!今月も先月の椀久に引き続き狂乱もの!!私は常々仁左さまはこういうのが似合う!と思っています。何年か前にも一度見ていますが、美しさは相変わらずだと思います。花道に蝶々と共に現れるのが素敵です!しかし、私の席から、要所要所が背中しか見えなかったりしましたが・・・・
 途中で清元の前に小鼓で傳左衛門さん登場!目の前だから気になります。締め緒の解き方が同じだなーとか、なにげにチェック(笑)
 ですが、仁左さまをちゃんと見ていましたよー。小鼓が入ってくると、幻と戯れているとう様子が際だつと思いました。

『鰯売恋曳網』
 これは勘三郎さんの本領発揮といった演目です!!最初から最後まで可愛い猿源氏!!こういう愛嬌たっぷりの役は勘三郎さんしかできないと思う。玉三郎さん演じる傾城蛍火に恋して、蛍火に会いたいが為に殿様になりすます・・という話。蛍火は蛍火で、本当はお姫様だったけど、鰯売りの声に惹かれて城から抜け遊女に・・・というほのぼの昔話といった感じですね。
 これは、上演記録を見ると、先代勘三郎と歌右衛門さんのコンビ以降はずっとこのコンビでの上演。確かに、このコンビはぴったりだし、はまっていると思う。
 玉三郎さんも、最後はわがまま御姫さまがちょっと入っていて面白いです(笑)

「伊勢は阿漕が浦の猿源氏が鰯かうえい〜」は帰りに思わずつぶやきたくなった(笑)

来月は3階ですが、昼夜通しで観劇予定です。

テレビで玉さまの娘道成寺

2005年03月02日 | 歌舞伎
玉さまの娘道成寺をNHK劇場への招待で観ました。
ちょうどこの放映された舞台の時、試験に追われて観劇断念した舞台でした・・・。
つづいて、その年の南座顔見世の玉さまの娘道成寺はチケットはあったものの、
体調を崩し、俗世間から隔離されていた生活を送っていたので(爆)断念。
と、けっこう玉さまの花子さんにはふられています。
(ただし、昨年正月の菊之助さんとの二人道成寺は観ました。)
なので、この放送はとても嬉しい!!
(一応玉三郎舞踊集のDVDで持ってはいるけれども。)

この踊りはもちろん元はお能の道成寺ですが、あまり能ぽっくない踊りだと思っていました。
が、これは乱拍子も結構長いし、謡もあって、急之舞への入り方も同じだった気がする。

あとテレビならではのアングルが面白かったです!!

そして玉さまは凄いと改めて思いました。


まだ仁左さまの石切梶原はビデオ録画したけど、観ていません。
ちらっと観たけれど・・・・まだ坂東吉弥さんがご存命で・・・・。
いまだに亡くなられたのが信じられないけれど、、、、
脇の要でいらっしゃらないのは、本当に寂しい・・・・。


・・・ちょっとだけお知らせ・・・
銀杏会からのお便りによると、4月に千之助君の初舞台『お祭り』がテレビ放送されるようです。
詳しくはまた・・・・(たぶん今月末くらいには分かるのでは?!)

歌舞伎座・二月大歌舞伎夜の部

2005年02月24日 | 歌舞伎
 海劇場の終演が16:12。歌舞伎座夜の部開演が16:30。ダッシュで浅草線新橋駅まで!!地下鉄一つで東銀座&歌舞伎座前出口に!!開演五分前には歌舞伎座内にいました。もう汗だく(笑)
 画像は2月にロビーやら楽屋やら劇場内に飾られる地口行灯です。鼓っぽい絵だったので、思わず撮影(笑)歌舞伎座は、日本の季節・行事を感じることのできる劇場だと改めて実感。

『ぢいさんばあさん』
 3日に観たお友達から「玉さまとのコンビでやったら浮舟の再来だ」と報告メールがきたのですが、納得です(笑)仁左さま&菊五郎さんのコンビも息がぴったりですし、ユーモアもある二人なので、最高でした!確かに若い頃の二人は、浮舟を思い出させるバカップルでした(笑)「蚊だ・・・。」には新之助&福助の『おちくぼ物語』も思い出しました。
 そして、るんが桜の花びらを京都に送るのですが、それを、伊織が「京の月に江戸の桜・・・」と花びらを散らすのですが、それを観て孝夫時代に出演した時代劇、
『必殺仕事人』朝之助を思い出したのは私だけでしょうか?!(笑)
誰かご賛同いただけましたら、コメントor掲示板にお願いします(笑)
それはさておき、37年の歳月を経て再会した夫婦・・・本当によかった・・・。子供が生きていたら、また違ったものがあったろうけど、いろいろあったろうに、、、ぢいさん伊織が久々に我が家に帰ってきた時のはしゃぎっぷりが可愛かったです。そして、菊五郎さんはやっぱり笑える(笑)絶対に受け狙いの顔だろうし(笑)


『野崎村』
最初は、70歳以上でみんな人間国宝ばっかりで、あまり観たくないと思いましたが・・・・そんな事を言った自分を恥じます!反省します!!!
芝翫さんのお光は絶品です!!!可憐です!!!とても70過ぎには思えない娘っぷり!!眉を隠して、結婚後の姿を想像したり、おなますを作ったり、そして、お染めに嫉妬したり・・・と、何もかも娘らしかった!!!!お染久松のために、自分から身を引いて出家して・・・そして、二人に裏の窓から声をかけるところ、二人が去った後に、どうしようもなくなり「ととさん・・・どないしょう・・・」と泣き崩れるところなんか・・・・
切なすぎた・・・。

 ある意味で、このような組み合わせによる野崎村はもうないと思うので、とても貴重だったし、またとても良かった!!至高の芸を観たという思い胸がいっぱいです。


『二人椀久』
 以前、仁左玉コンビで観たこの舞踊。ひと月に二回も観たという位好きな舞踊です。今回は孝太郎さんとの親子コンビ。孝太郎さん、予想よりもとても綺麗でした!!!(失礼・・)
 私は最初の仁左さまが羽織を持って花道から現れるところが好きなんです。紗っぽい羽織で透けていて、それを持っている指がまた綺麗!!!仁左さまの持ち味の一つである、綺麗ではかなげな感じが一番出ている舞踊だと思います。
 孝太郎さんとのコンビもさすが親子だけあって息もぴったりでした。何度ため息をついたことか・・・・私も椀久のように夢の中で、幻をみているようでした・・・・。
 本当に素敵だった・・・。

千之助君!!!

2005年01月17日 | 歌舞伎
スーパーテレビで千之助君の特集を見ました。
松嶋屋贔屓の私は、とても楽しみにしていました。
とてもかわいいですね!!!
ありゃ、仁左衛門さんは、目に入れても痛くないわ・・・(笑)
ファンとしては、おじいちゃん(オーパ)な仁左さまというのは大変複雑ですが(爆)
そんなデレデレの仁左さまもまた素敵
でも、厳しい時はとても厳しい「師匠」でもある。
確かに、千之助君の初舞台は贔屓目も大いにありますが(?!)大変立派でした!
まだ自分の名前も言えないような子を舞台にあがらせるようなことはせず、
ちゃんと、一歩一歩しっかりと歩んでいっているな〜と感じました。
厳しい面もあるけれど、でも、周りの大きな愛があるから続けられるし、
また伝統というものが受け継がれていくんだな・・・と実感しました。
(この前の「鼓の家」でも思いましたが。)

小さい時からの厳しい稽古にしつけ。
だけど、特に挨拶なんかはきちんとさせたりと、ある意味うらやましいというか、
素晴らしいことだと思います。ああいうのを観て、文句垂れるような種類の人間もいますが・・・。
あと、奥様も立派。
特に、「他のお友達は、ないのに、何で僕だけお仕事があるの?」ときかれた時には、
返す言葉がなかった・・・と・・・。母親からしたら、これは言葉につまりますよ・・・。
でも、まー君じゃなかった千之助君は幸せですよ、と思います。

あと、愛之助さんもよかった!!!やっぱり良いですね、この人。
しかも「愛にぃに」と呼ばれているなんて・・・。


稽古風景では、傳左衛門さんが太鼓のお稽古をつけていましたね。
「『うん』じゃなくて『はい』だろ!」と・・・。
小さい時から、こういう事をやっている人はやっぱり違うな〜〜〜。

さて、2月は仁左さまが出演の歌舞伎座夜の部を見に行きます。
楽しみです。そして、これからも三代での舞台を楽しみにしているわ〜〜

仁左さまと千之助くんで『荒川の佐吉』なんか観てみたいし、、、、。
これからも、千之助君の成長、活躍は松嶋屋贔屓として楽しみにしております。

南座・吉例顔見世興行、昼の部

2004年12月25日 | 歌舞伎
 昼の部は、10時半開演・・・早い〜〜〜ホテルから四条京阪経由京都駅行きの無料送迎バスに乗り、到着。お弁当を頼みました。(「暫」というちらし寿司)海老、カニ、いくらがのっていて、かなり美味しかったです!!(私は無類の海老・カニ・いくら好きなのであります・笑)

『箱根霊験』
 梅玉さんの車に失礼にも笑ってしまった。積み木を入れる箱みたいだったしさ(笑)これは秀太郎さんが良かったです!!!梅玉さんが立ったところでは「ハイジ」を思い出しました・・・(ごめんなさい!
想像していたよりも、意外に面白かったですね。

歌舞伎十八番『暫』
 以前テレビ放送されたものよりもずっと良かった。<海老蔵。あのごつい格好、筋隈がよく似合うし、またかっこいい(笑)そして、目力がすごいから、見得も迫力あります
 音羽屋の菊姉さんの照葉も良かったですし、富十郎さんも良かったです。
そして、仁左さまの茶後見は・・・海老蔵本人よりも、すごい歓声!!場内が湧きましたよ!!すごいご馳走でした!!!!そして、柿色・三升の裃が似合ってました。
 この暫は、かなり荒唐無稽で面白いですね。首を何人も切り落としたりと・・・。

『身代座禅』
 予想通り仁左さまの玉の井が凄まじかったです(笑)笑顔がまた不気味という・・・・でも、ものすごーーーくご主人様が好きな可愛らしい一面をも感じさせられたり(笑)菊五郎さんも、ぴったりだったし、、。とにかく、これは面白かったです!!

『お祭り』
「待ってました!!」のかけ声に「待っていたとはありがてえ」のやりとりが良かった!歌舞伎ファンはみんな待っていましたからね!!雀右衛門さんとの粋なペアも良かった!!海老蔵も素顔っぽくてかっこよかった!!
ついでに、海老蔵のフランス語口上、そして「メリークリスマスでございます」が聞けたのは嬉しいプレゼントでした。

画像は海老蔵襲名祝い幕です。デザイン的には、歌舞伎座の時と変わっていないけど、、、、。やはり襲名の祝い幕は、華やかですね。

南座・吉例顔見世興行、夜の部

2004年12月24日 | 歌舞伎
体調を崩して、断念した昨年。二年ぶりにして二度目の南座顔見世に行って来ました。いや〜、やはりまねきが飾られている南座は豪華絢爛です!!しかも、24日の夜の部は舞妓さんの総見がありました。両桟敷が大変華やかでしたし、初めて本物の舞妓さんを大勢、間近で見ることができてラッキー場内も、ご贔屓さん(主に花柳界から)のご祝儀を乗せた竹馬などが、また華やかさを盛り立てていました。

夜の部最初の演目『梶原平三誉石切』
 梶原は仁左衛門さんです。颯爽とした役が似合います。昨年11月にも見たばかりでしたが、その時の印象とはちょっと違ったかな?(途中、少しまどろんでいたせいもあるのか・・・?!)ところで、進之助を久々に見たが・・・・ちょい役だけど、台詞が籠もっていました・・・。

『口上』
口上の並びでは、團十郎さんが海老蔵の横にいらしたことがうれしかったです!!私が見に行った時は、海老蔵が父の病気休演を詫びていましたからね・・・。
 私のツボは秀太郎さんの「おじいさまも大好きでしたが、新・海老蔵さんも大好きです」本当に大好きって感じなんだもん(笑)
あと、左團次さんと團十郎さんのやりとりも・・・。そして、「にらみ」はやっぱりかっこよいな〜〜〜今年の邪気を払ってもらった感じです。

『隅田川』
始めてみました。(能も歌舞伎もまだ見たことがなかった。)雁治郎さんの母親、なかなか良かったです。子供を思う気持ちが伝わってきました。

『助六縁江戸桜』
助六は歌舞伎座でなぜか見なかったので(すごい後悔)楽しみにしていました。菊之助さんの揚巻は、予想よりもかなりかったです!!菊之助さんは見るたびに、着実に綺麗に、そして成長ぶりを感じます。
 助六の海老蔵は、本当に江戸の男前を体現していますね。台詞回しが時々「?」と思うことはあるけれども、まあそれはこれからに期待。私は3階席でしたが、歌舞伎座と違い、上からも花道がばっちりなので、花道の助六はばっちり 
 くわんぺらの團十郎さんは、病み上がりとは感じさせませんでした(笑)菊五郎さんの白酒売りも、はんなり〜とした感じが良いです。菊五郎さんならではというか。そして場内が湧いた亀蔵さんの通人は面白かった。海老蔵の股くぐりでは、マフラーにサングラスでヨン様(笑)菊五郎さんの時には「残念!」とギター侍に、下座さんが三味線&鳴り物で「マツケンサンバ」!!きっと先月からの音羽屋さんのお気に入りなんだろうな〜と想像(笑)

と、大変満足した助六でした。
その後、祇園で小さい餃子で有名な泉門天で餃子20個をぺろりと食べてしまいました(笑)
 

千之助くん初舞台

2004年11月21日 | 歌舞伎
20日、土曜日に歌舞伎座で初代片岡千之助初舞台を幕見してきました。
仁左衛門さんのお孫さんで、孝太郎さんの長男です。
もう、、、噂通り、、、いやそれ以上にかわいかったです〜

久しぶりに見た、仁左さまの鳶姿は超男前でした〜!!!
しかし、仁左さまを喰っていました(笑)
「豆松嶋」の誕生は、本当におめでたいですね!!!
将来はウルトラマンになりたいそうですが(笑)歌舞伎界のウルトラマンになってください!!
口上もちゃんと述べていました!!頼もしい!!
私も、仁左さま以上に目がたれっぱなしでした〜〜!!!

『関扉』は、関兵衛の吉右衛門さんがかなりかっこよかったです。
声も良いし!!後半の福助さんの墨染との大立ち回りは大迫力!!
あんな斧かついで、ぐるぐる回って・・・・大変だ〜!


画像は、顔見世の時のみに飾られる櫓(青いやつ)が飾られた歌舞伎座です。

千之助君

2004年11月12日 | 歌舞伎
仁左衛門さんのお孫さん(通称まー君)の初舞台の舞台稽古の写真が歌舞伎座メールマガジンから送られてきました。かわいいです~
仁左さまもすっかりオーパなお顔になっていますね。

20日に、キャッツを見に行くので、その前に幕見したいな~!
先月は、断念した歌舞伎座ですが、その分も来週は楽しみたいです。

顔見世のまねき

2004年11月09日 | 歌舞伎
今年の南座の顔見世のまねきが書かれたとニュースで見ました。
京都の方は、これで冬を感じるのでしょうか?!
歌舞伎ファンもそうだと思いますが。
しっかりと、海老増、團十郎、仁左衛門のまねきを発見しましたよ~
昨年はいい年して麻疹で入院騒ぎのため京都に行けなかったので、
今年は健康状態に気をつけて行きたいと思っています!!

そして、12月26日に行われる全国高校駅伝大会に我が母校が静岡県代表(女子)として出場します!!!ちょうど、日程が同じだし、一緒に行く子もOGなので、様子を見たいし、ちょっと応援に行きたいと思っています。せっかくの機会だし!!!
いろんな意味で、再びの京都訪問が楽しみになりました。