みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

歌舞伎座・二月大歌舞伎夜の部

2005年02月24日 | 歌舞伎
 海劇場の終演が16:12。歌舞伎座夜の部開演が16:30。ダッシュで浅草線新橋駅まで!!地下鉄一つで東銀座&歌舞伎座前出口に!!開演五分前には歌舞伎座内にいました。もう汗だく(笑)
 画像は2月にロビーやら楽屋やら劇場内に飾られる地口行灯です。鼓っぽい絵だったので、思わず撮影(笑)歌舞伎座は、日本の季節・行事を感じることのできる劇場だと改めて実感。

『ぢいさんばあさん』
 3日に観たお友達から「玉さまとのコンビでやったら浮舟の再来だ」と報告メールがきたのですが、納得です(笑)仁左さま&菊五郎さんのコンビも息がぴったりですし、ユーモアもある二人なので、最高でした!確かに若い頃の二人は、浮舟を思い出させるバカップルでした(笑)「蚊だ・・・。」には新之助&福助の『おちくぼ物語』も思い出しました。
 そして、るんが桜の花びらを京都に送るのですが、それを、伊織が「京の月に江戸の桜・・・」と花びらを散らすのですが、それを観て孝夫時代に出演した時代劇、
『必殺仕事人』朝之助を思い出したのは私だけでしょうか?!(笑)
誰かご賛同いただけましたら、コメントor掲示板にお願いします(笑)
それはさておき、37年の歳月を経て再会した夫婦・・・本当によかった・・・。子供が生きていたら、また違ったものがあったろうけど、いろいろあったろうに、、、ぢいさん伊織が久々に我が家に帰ってきた時のはしゃぎっぷりが可愛かったです。そして、菊五郎さんはやっぱり笑える(笑)絶対に受け狙いの顔だろうし(笑)


『野崎村』
最初は、70歳以上でみんな人間国宝ばっかりで、あまり観たくないと思いましたが・・・・そんな事を言った自分を恥じます!反省します!!!
芝翫さんのお光は絶品です!!!可憐です!!!とても70過ぎには思えない娘っぷり!!眉を隠して、結婚後の姿を想像したり、おなますを作ったり、そして、お染めに嫉妬したり・・・と、何もかも娘らしかった!!!!お染久松のために、自分から身を引いて出家して・・・そして、二人に裏の窓から声をかけるところ、二人が去った後に、どうしようもなくなり「ととさん・・・どないしょう・・・」と泣き崩れるところなんか・・・・
切なすぎた・・・。

 ある意味で、このような組み合わせによる野崎村はもうないと思うので、とても貴重だったし、またとても良かった!!至高の芸を観たという思い胸がいっぱいです。


『二人椀久』
 以前、仁左玉コンビで観たこの舞踊。ひと月に二回も観たという位好きな舞踊です。今回は孝太郎さんとの親子コンビ。孝太郎さん、予想よりもとても綺麗でした!!!(失礼・・)
 私は最初の仁左さまが羽織を持って花道から現れるところが好きなんです。紗っぽい羽織で透けていて、それを持っている指がまた綺麗!!!仁左さまの持ち味の一つである、綺麗ではかなげな感じが一番出ている舞踊だと思います。
 孝太郎さんとのコンビもさすが親子だけあって息もぴったりでした。何度ため息をついたことか・・・・私も椀久のように夢の中で、幻をみているようでした・・・・。
 本当に素敵だった・・・。

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