今から約10年前『2006年8月15日』終戦記念日に小生初めてブログに挑戦致しました。その時の第１回目タイトルが「30円の命」でした。それから今回で第520回目タイトルを「50円の命」にしました。フィリピン人は賭け事が大大好きです。大手ではカジノ場が大繁盛です。町中に目を移すと競馬、ボクシング、ビンゴゲーム、ビリヤード、カード、チェス、ダイス、コインあらゆる物が賭け事の対象になります。今回は、どこの路地裏で行われている「コイントス」と言う賭け事です。二通りの方法があります。一つ目は、壁、塀などにそれぞれがコインをぶつけてどのコインが一番壁、塀に近かったか、と言うゲームです。壁に一番近かったコインの持ち主がコイン総取りと言うものです。これは子供たちが多く遊んでいます。子供だけにコインも25セント（約62銭）です。それが高校生になると1ペソ（約2.5円）です。さて、今回のゲームはコインを指で上へはじいて落ちてきたコインの裏、表を当てるゲームです。大体が二人もしくは偶数人でプレイします。今回も二人でしていたのですが、一人見学者が居ました。この見学者が落ちて転がったコインを拾い「表だ」と言って掛け金20ペソ（約50円）を自分の親しい男の勝ちとして20ペソを取ってしまったのです。負けた男は「裏、表を確認していないので今回のゲームは無効だからもう一度やり直すから20ペソを戻せ」と言ったのですが聞き入れられづ怒って家に戻りナイフを持ち出し二人に切りかかりました。一人は死亡、もう一人は重傷でした。本当にあっけない50円の命でした。
小生のブログもノラリクラリと約10年間も続きました。ひとえに読者皆様のおかげです。今後ともお時間がありましたらお立ち寄り下さい。
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