「盗電」日本では、死語となりましたが、フィリピンでは、まだまだ健在です。3,4日前には、4~7歳の子供たちが5人一度に盗電している電線にふれて感電死しました。またマンゴーの実を取ろうととして盗電線にふれて大人が感電死しました。低所得者たちが住んでいる地区では盗電は日常茶万事に行われています。人情長屋でも同じです。昨日、電気会社から調査員が来たそうです。しかし、騒がず、裏へ調査員を呼び込み住人から少しずつ集めたお金1000ペソ(約2000円)を握らせ帰って貰ったそうです。私が「そんな事できるのか?」と聞いたら「いつもの事だよ!?」だって、、、しかし、あまり目立つと作業員が10人位突然とやってきて盗電線を全てカットし一家族一律に罰金を請求されるそうです。数年前にやられた時は一家族7000ペソ(約14000円)だったそうです。低所得者には大金ですので今では、盗電技術もかなり進歩したそうです。この国では、いまだに感電死する人が多く出ます。約10年位前でしたが、私の大親友で東京の在日フィリピン大使館の総領事が自宅の風呂場で感電死しました。休暇でフィリピンに帰国しマニラで一所に食事し「泊まっていくように」と言ったのですが車で8時間かかる自宅へ帰っていきました。その夜、感電死、、、、本当に悔やまれました。「なぜ、強引に引き止めなかったのだろう」今思い出しても、、、悔やまれます。