みやまいの「ぷりてぃ~ウーマン」プロジェクト

カッコいい女を目指した私の奮闘記だったり、つぶやきだったり、愚痴だったり・・・

虚。

2011-03-29 21:08:44 | PWへの軌跡(我が思い・つぶやき)
喉元過ぎた、とは思いたくないが、首都圏では余震もほとんどなくなり、
食物の品薄もそれなりに落ち着いて来ており、電車も比較的普通に運行。
今日に至っては計画停電もなかったりして(あっても会社は都内なので関係ないんだけど)、
何だか大混乱だったことが夢の中の出来事であったような錯覚さえ覚えるときもある。

でも、テレビを見ると、震災はまだまだ「今」のことだし、
弊社でも、まだまだまだまだ現場の混乱は続いている。


・・・にも関わらず、だ。


なんでウチの会社はイケてないんだろう。。


節電に協力すべく、定刻退社が基本ルールとなっている。
特にサービス開発という、今すぐのことに何ら関わりのないウチの部署は
ダントツで残業不要の部署となっている。

とは言いつつも、復旧復興に関わる業務もあったりしているので、
ごくたまに、緊急の残業をすることはあるにはある。
が、それも、「なるべく早く帰るように」ということを心がけている。

そんなウチの部署なりの努力も虚しく、昨晩20時過ぎに弊社社屋の前を
(お世話になっている居酒屋さんに健全を伝えに)飲みに行った帰りに
見てみたら、9割以上のフロアに煌々と明かりがついていた。。

確かに、残らざるを得ない部署はある。
前述したように、復旧復興に関わっている部署などがそうだ。
そこに対して「おい、節電しろ!」と怒るほどワタシも狭量ではない。

ただ、経営企画部や人事部など、緊急性がなさそうなところまで残っているのは
全くもって解せない。
「ウチの部署は特別だから。。」と思いこんでいるとしか思えない。

そのことを、経企の同期に指摘したところ、「世間に当社の方向性を
きちんと示す必要がないってことかな?」と言われた。

ちゃうっつ~の。
それを、通常時と同じような残業をしてまでやらなきゃいけない理由が
ドコにあるんだっつ~ことだよう。。

生憎このときのやり取りは、同期嬢は残業真っ最中でテンパり中、
ワタシは居酒屋で飲酒中での携帯メールでのやりとりであったため、
冷静なやり取りは到底ムリと判断し、彼女の仕事のピークが過ぎ去る
明日以降にジックリ話し合うことにして、意見交換を中断しているところだ。
決して彼女の職場の意義を否定したわけではないということを理解いただきたいし、
何よりも、「自分の部署は特別」なんて各部署が考えて色んな例外を認めることは
大袈裟にいうと会社の統制を経企自身が乱すことになりかねないことを
言っておきたいと思っている。

緊急じゃない例外を認めるというならば、
「ウチの会社は悪いけど節電には協力できないぜ!」と宣言しろっちゅ~の。


「こういう事態」ってのを、それぞれが自分のいいように捉えている傾向は
色んなところで見受けられて、特に顕著なのが社員の思考能力が
以前にも増して下がっている、ということ。。

エラい方々の言いなりですよ、完全に。

まぁ、そのエラい方々の指示が必ずベスト解だったらいいんですけど、
往々にしてかなり偏った考えだったりしてるわけだ。
これもまた残念なことだけど。

あまり詳細に言うと弊社の恥になるので控えておくが、
幹部のエゴイスティックな使命感に付き合わされて、結果的に現場に混乱を
もたらしてることがあちこちで起こっている。


本当に、残念なことである。

幹部が冷静且つ広い視野でモノゴトが判断してくださることがベストだが、
そうできていない時には、周りがちゃんとした判断を導くべく
適切な情報提供をし、場合によっては反対意見を述べなければいけいないのに、
それが全然できてない。
ウチの幹部も真性のアホはそんなにいないので、言えば分かるハズなんだけどな。


私、昨日、某部長ととある件でモメたんですよ。

部長さんは、早急にこういうことをしろ、と言ってきたんですが、
私はそのソリューションは却って現場が困ると思えてならなかったので、
それを切々と説いて、折衷案も提案していたのだが、
早急の対応を焦られている部長氏もご自身のお考えを譲らない。

揚句の果てには、「キミと話してることは時間のムダになる」と言われ、
現場のA部長と直接連絡を取られ、A部長からB部長に話が取り次がれ、
・・・・・・結局、自身のお考えを撤回された。

撤回の理由について詳細の記載は避けるが、
原因は、わずかな情報だけをもとに、反射的に対応を考えられたことにある。
残念ながら私の説得だけでは理解していただけなかったが、
私、A部長、B部長それぞれが異口同音に同じような懸念と代案を示したことで、
この部長氏はご自身の考えの誤りに気付いてくださった。

「時間のムダ」と言われたときは、アタマに来るというよりは、
結構尊敬していた部長さんからのコトバだっただけに残念な気持ちだったが、
最終的にこの部長さんはこっちが恐縮するくらいの猛省を示された
詫びメールと詫びのTELを私にまでくださった。
ちょっと余談となるが、ここまで自分の非を認める部長さんは
当社ではかなり珍しい。その潔さというか、誠意みたいなものに、
私は「さすが私が尊敬していた部長さん!」、と、ちょっと嬉しくすらなった(笑)。


今回の出来事は、ある意味常識的な考えをもち、それをちゃんと伝え、
且つ、相手の考えも理解できる人たちとの関わりだったので
うまく収束できただけなのかも知れないが、
そういう解決の可能性をショッパナから放棄し、
な~~んにも考えないでヘイヘイと上司・幹部のいうことに従っていると、
本当に危険なのではないか、と私は痛いほど実感した。


・・・が、そういう風に思ってくれている社員が、
いまの弊社にどれくらいいるんだろう。。

ゼロではないさ、さすがに。
でも、・・・・少なそう。



そう思うにつけて、私はただただ虚しくなるばかり。
弊社の将来は大丈夫なんだろうか。。

こんなにも独りよがりだったり意志薄弱だったりする社員が
本社に蔓延してて、果たして被災地のお役に立てるのだろうか。。。


考えれば考えるほど、虚しく、悲しい。


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2 コメント

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Unknown (takuya)
2011-03-30 09:31:50
政治もサラリーマンも物事を途中で止められないのが日本人の国民性です。各々頭では分かっていても大怪我して玉音放送を聴くまではなんとなく現状通り突き進む。大組織になればなるほどそうです。戦争もそうだったように財政難も残業も誰にも止められません。心がけだけでは大部分の日本人は動かん。それを危惧してACが同じCM流してるのでしょう。一方で欧米はそーゆー時のアクションがほんと早いよね。
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ありがとうございます。 (みやまい。)
2011-03-30 20:47:00
takuyaさん>
 やーやー、長文愚痴ブログをよくぞ読んでくださったねぇ・・(笑)。
 ホント、ご指摘のとおり、大怪我して玉音放送聴くまで動かないよねぇ。。
 いつからこうなっちゃったんだろ。

 欧米のアクションはホント早いよね。
 個人主義のように見えて、根本的価値観がみんな一緒だから、
 いまさら「心がけ」みたいな話にならんのかもね。


 余談ですが、節電に貢献してるつもりで全フロアを消灯している中、
 前日まで余震だ交通混乱だ原発だとホットな心配事が多かったために
 つけっぱなしになっていたTVをつけてた人がいた。
 誰も指摘しないから、数分後にあたかも今気付いたかのように、
 「こんなときにテレビ付けた人ダレよ?
 それを看過してる皆さんも何考えてるんだか・・・・・・。」
 とデカい声で言ってみた。

 テレビをつけたのは、ワカゾーでしょうか。
 いいえ、部長です。

 トイレ行って戻ってきたら、
 テレビは消えてました(笑)。
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