ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

海に降る雪 「Fukushima 50」

2020-03-14 23:14:31 | 時は輝いている

一日中雨が降り、季節は冬に逆戻りした。14-8℃

私は基本前向きではない、

昔からであるが、自分で励まし気持ちが上がっても、すぐ下がったりの毎日である、前向きにしようとしているだけで、とてもつまらない人生を送っている…。

昨夜、音楽教室から連絡があり、コロナにより、また教室の休みが延長された。もはや閉塞感でめげた。

その後、深夜、親友と少しお話をした。親友も同じように、親の介護やら仕事やら、保護猫やらで疲れているのだが、

>「先が見えないというか、リアルブラックマンデー、」と向こうが言えば、

>「そもそも人生を再構築するには年を取り過ぎているの、それが解った…。」

と返す私である。雑談をして解散。

その後「どうせ猫に一晩中起こされるのなら、徹夜で溜まった宿題をしよう!」と、深夜から某外国語の宿題を始めた。

猫の入った段ボールに背を向けても、老猫は殆ど寝ていないで、私を見つめて香箱を組んでいた。コイツ、夜型か!!

語学は、気持ちが入り込むまでが音楽と違って大変で、、、疲れ目で目が霞んで来る頃、

超簡単なマーク・トウェインの「トムソーヤーの冒険」の一部と、同じく超簡単なウィリアム・シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」(マセてもいないし、エロくもない、全くつまらーん)を訳していたら、心がすっかり軽くなっていた!

そう、人生を再構築するには、もはや遅い年齢だけど、

でも、死ぬほどの勇気もないからには、その年齢と状況に応じた前向きの対処法を見つけよう、その道はきっと有るはず!と。

宿題をまとめ、猫に腹いっぱいに給餌して、眠剤を飲んで寝たのは明け方の6時だった。

猫に邪魔されずに、久しぶりに6時間連続で寝た。

すぐにまた、猫に強制給餌を行い、某塾の宿題は済んでいたので、家事をしながら楽器の練習に入る。

そして、夕方からは読者登録させていただいているクリンちゃんおススメの映画「Fukushima 50」を見に行く予定にしていた。

予約状況は、、、私以外ゼロですってえええ、コロナもいないハズ、超ラッキー!

夕方の5時半に着くように家を出る、空からはみぞれが、それが段々に雪に変わっていった。

初雪の降る中、映画館に向かう。

時間が余り、ショッピングモールに寄る。

綺麗に並べられた商品を見ていると時間が来た。

雪は小降りになって、人工の湾に降っている。

映画館は空いていた。

入っていくと、ええええええ?

か、貸し切り状態。(ムーランもいいが「若草物語」が観たいし、邦画も見たい。)

さて、本編が始まりますので、ここでお終い。

詳しくは、

Fukushima 50

佐藤浩市×渡辺謙主演!映画『Fukushima 50』(フクシマフィフティ)予告編

もうね、最初の揺れ、そして津波が押し寄せてくるあのシーンから、私は不覚にも2011年に帰って、当時を思い出して泣いた、あの年の母の葬式ですら一滴の涙もこぼさなかったのに…。

地震は怖い、しかも家屋崩壊以外に、この3・11は津波と原発だ、テレビで放映されない、地震直後のコントロール不可能の原発に立ち向かう現場の人々。文句や悪口を言いながら、それでいて、じゃんじゃん電気を使っている人は、是非見るべき。

また、まき散らされた放射能についても、勿論、この県でも農作物の風評被害はあったのだが、被ばく量を測るのに、叔父、従弟の田んぼが選ばれ、母が心配しながら死んでいったこと、結局何も出なかった事など、従兄妹の旅館が避難所になった事、当時のあの心配事が一気に押し寄せてくるわけです…。

劇場はあの音が良い、これ小さなテレビ画面で観たって、あの時の臨場感は思い出さないだろう。

そして観て良かった映画です、本当に観て良かった。私は「腐っていないで生きよう」と、少しは思うもの...。

そして、音楽が何気に凄い事に途中から気が付いて、もう夢中になって聴いていた。「このバイオリンの凄みのある音はなんだ、この美しさは、誰だ?」と。

ストラディバリウスを演奏する五嶋龍さん、東フィルだと、途中でわかる。

最後のダニーボーイは凄かった、結局、私以外6人いたが、誰もがエンドロールでも立ち上がらず座り続けていた。再度、音楽も頑張る気になった。

 

同じ楽譜、変奏ではないが、

O Danny Boy - Violin Looping cover (Veterans Day 2015)

コメント (5)
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