ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

未だ老いきれぬ人、私達。

2019-11-25 20:40:29 | 日常

小雨、曇りから晴れへ。21-15℃

長年の住まいだった、樅ノ木を切り倒されたカラスくんが久しぶりに顔を見せる。

今朝は午前三時まで、色々あって眠れなかった。羊が一匹、羊が二匹どころではない。

しかも今日のニュース!!

数えきれない程の羊が、即死でなくてブクブク.。o○.。o○○o。.黒海に沈むなんて、今夜は悪夢だ…。

 

 

昨夜。

「輸液が少し入りすぎたかな」と心配した、猫はもう骨と皮だ。しばらくすると猫はお腹を空かして騒いでホッとしたが…。強制給餌後、クロと仲良く寝ていて良かった。

今日。

猫は元気に朝早くから「ご飯、ご飯」と騒いでいた、が、何も食べることは出来なかった。食べてからはクロと仲良く寝ていた。

しかし、クロが傍らを離れた時に、「がー、がー」と切ない声をあげて初めて鳴いた。「何が起こったのか」と見に行くと、猫は何もない空間を見上げてボーッとしている。

撫でたら静かになったが、猫の老いを見たような気がした…。

 

 

そして、朝一番から挨拶通り、産廃業者によるOお爺さんのお家の片づけが始まる。

Oさん宅は月極駐車場を挟んで我が家の隣にあたる。だから窓からは採光と共に、自然に片付けの光景が広がるわけだ。音もバンバン入ってくる。

自分も遺品整理と、不動産の整理をしてきたが、これは楽しい風景というわけでは、決して見たい光景ではない。

調弦して、自分が音を鳴らそうが、とにかく騒音が耳に入って「何事か」と何度か外を見る、これから重機が入り、更地になるまで暫く続くのか…。

しかし、ふと、これは経験することの多い現代の「通過儀礼」の一つではないか?と、考え直してみた訳です。

そして、今後の少子高齢化社会に「遺品整理屋」的なサービスは大変重要だと。自分は遺品整理をしてみたが、ブログや本における特殊清掃と、今回の産廃業者のやり方が違うのに、何となく気がついたわけです。

自分のケースは、洋服、着物、布やら紙やら、古書やらを全てをひたすら分類したのですが、特殊清掃のルポもそうであるのですが、これはもう、個人では一日では到底終わりません。

今回の産廃業者のやり方は、燃えるごみを分類せずにひたすら上から潰し、かさを減らし、最後にお布団をかけて、ゴミが落ちないようにする。燃えないゴミはあとから集め、土嚢袋の2点のみでした。

4トントラックが何回も来て、空になったお家は、とてもご立派なので、私が住みたいくらいです。

お爺さんは一度道で倒れてしまい、私が気がついて家に運んで、民生委員と区役所に連絡し、入院の運びとなり、私の事を「命の恩人」と呼んでくれました。そこから、亡くなるまで、温かい気持ちをお互いに持ち続けた訳です。お爺さんは亡くなっても、私の心の中では、私がボケなければ生き続けるでしょう。

で、一度記事にもしたのですが、

遺品整理でこの本を2冊とも持っていましたが、全ての遺品を自分で処理が、上のこの本なんですね。養老孟子先生絶賛。で、ここの親というのが、ナチスの迫害から生き残った親でもあり、二人の歴史の重みに潰されそうに、つまり遺品に手を付けづらい感じになってしまう、子の葛藤があると思うのです。

で、下は、癌の集まりで、一度お見かけした国立がんセンター総長の垣添先生が奥さんを看取る話なのですが、

先生は遺品に埋もれたままで良い、自分の最後の時に、お金で業者に丸投げすると綴られています。(その後7年経ち、先生はお遍路をするのですが、続編は読んでいません、子供のいないご夫婦、遺品整理については共感出来ます。)

さて、地域の広報は、ボラ募集や助け合いの記事がとても多くなってきています。最初の枕詞から、それが多い。

実際に、少子高齢化社会に向かって、自分で出来る事は、自分に力があるうちは(エコの為にも)分類しながら減らすという事しか思いつかない。

それともう一つ、「物」というのは、「遺品」になった途端に「手を付けづらい物」に、いきなり変化をします。

私は一度利用したここのカードを、今日、もう一度取り出した。

しかし、無理にミニマリストになれというわけでもなく、使えない物は、使えるところに処分し、好きなものに囲まれるという事が良いのだと思う。

今の人は、昔の同年代の人に比べて気持ちがお若い、未だ老いきれぬ人だと言える。

追え、買え!というわけではない、知識としても、少しは、新しい製品や流行、ささやかな楽しみに興味を持てなくては、さらに不必要に老け込んでしまうだろう。(今の私が老いて、スマホに全く興味を持てないようにだwww)

 

空は段々晴れて来た。

きーじ以外、老猫、みんな具合が悪い。

 

 

さぁ、もうひと踏ん張り!!

コメント (9)
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