枕草子 第二百七十一段 屋は丸屋
屋は、丸屋。東屋。
屋根は、まるや。あづまや。
丸屋とは、屋根の棟木を置かないで、萱や葦などで丸く葺いたもので、粗末な小屋などに用いられた。
東屋とは、やはり棟木は使わず、四方に軒を葺きおろした柱だけの小さな建物。
いずれも、建物としては粗末なものだと思われ、おそらく旅先などで見たものを指しているのでしょうが、果たして少納言さまは、それらを、珍しいといっているのか、情緒があるといってるのか、あるいは、もっとほかの理由があるのでしょうか。
屋は、丸屋。東屋。
屋根は、まるや。あづまや。
丸屋とは、屋根の棟木を置かないで、萱や葦などで丸く葺いたもので、粗末な小屋などに用いられた。
東屋とは、やはり棟木は使わず、四方に軒を葺きおろした柱だけの小さな建物。
いずれも、建物としては粗末なものだと思われ、おそらく旅先などで見たものを指しているのでしょうが、果たして少納言さまは、それらを、珍しいといっているのか、情緒があるといってるのか、あるいは、もっとほかの理由があるのでしょうか。