ウガンダと暮らす  

ウガンダと日本の、日々の暮らし

ワークショップ @Tororo

2010-10-19 18:40:44 | ウガンダ / しごとのこと
三日間の最終日はトロロ病院。



トロロ病院は、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)のパイロット病院になっていて、数年前からプロジェクトが進んでいます。
(プロジェクト内容等詳しいことは分らないので省略します・・)

いやあ、ウガンダのどの公立病院から見に来てもこれは驚くんじゃないかな??病院がきれいです。
施設の古い、新しいで多少見た目が違ってくるかもしれないけれど、整理整頓がふつうにできています。
日本の病院(タイのクリニックにいたときも)でふつうに目にしてきた、やってきたことがここでは大きなプロジェクトになる。
5Sのことを知らなくても、例えばうちの病院に初めて来たら日本人なら誰しもが5Sをやりたくなると思う。
そんなところ、に一年と10ヶ月いたわけだけれど。

2年というじかんは長いようで短すぎて、じぶんのしごともカタチにならないままで、
それ以外に目についていたことも見て見ぬふりして終っていく。



きっちりとファイルされラベリングされたレコーディングルーム。
トロロ病院以外の病院から来た人たちが、この部屋を管理しているというスタッフの話を真剣に聞いている。
5Sを始める前はシェルフさえなくぐちゃぐちゃだった(うちの病院もまさにそう)。それが、こうやってこうやってこうやって・・
今はこうなった、と誇らしげなスタッフ。
レコーディングルームに注がれる光がまぶしかった。



薬局。
ここでもスタッフの話を聞きながら・・気になって気になって仕方なかったのはあちらのお方(笑。

 

メモってるのは「What is 5S?」なんですけど、こういう真剣なおじさん方を見るとなんだかホッとします。

***

トロロ病院でのワークショップを終えて、その足でトロロのおかあさんのところへ。
今回は、内緒で来たから驚いてた!
そもそもその予定ではなかったから、ソロティを出るときオティムさんにマサフとトロロ病院に行ってきます、と言った時も
おかあさんのところへ行くから、とは言ってなかったし。

だったけど、おかあさんはイブニングティーに私の大好きなミレットポリッジを作ってくれました。
サパはこれまた私の大好きなジーナッツソース和えのグリーンに、ミートシチューとポショでした。
おかあさんは、いもうとたちが出て行ってひとりになってからご飯作るのもめんどくさくってついついカロばかり食べてたよ。
だから今日はミチコが来てくれてハッピーだよ、と言ってくれて私もすごくハッピーになりました。
初めてふたりで食卓を囲めて、すごく嬉しかったです。ハウスボーイのフレッドもにこにこしていました。

ソロティに帰って来て、オティムさんにおかあさんのところへ行ってきたよ、
と言ったらマミーは何も言ってなかったよ、と驚いていました(笑。
今月末は、一番下のいもうとがうちにお泊りにきます。オティムさんには内緒に、です(言うといろいろうるさいのですよ(笑)。


ワークショップ @Masafu

2010-10-19 16:17:38 | ウガンダ / しごとのこと
先週3日間、東部の県立病院マサフとトロロに出張してきました。

 マサフ病院のオペ室
(建物はすごく古いのに、清掃が行き届いていて床がピカピカしていてつい写真を)

ウガンダ東部のムバレ、ブドゥダ、トロロ、ブソルエ、ブギリ、マサフ病院には、数年前に日本の無償資金協力で多数の医療機器が入りました。
少し前に私もブソルエとマサフ病院を訪問していて、その医療機器の現状を見てきたのですが・・・
決して壊れているわけではありません。管理状態が悪いわけでもありません。すごーーくきれいに置かれています。
所謂、使われていない!!!ってこと。
(おもしろいことに、うちの病院と比較してま逆。うちは壊れている機器以外は使用している。所謂、管理状態が悪い!)

というわけで今回、保健省とJICAが一緒になって各病院のトレーナーに対してユーザートレーニングを行うことになりました。




今回の対象機器は、保育器、インファントウォーマー、吸引分娩器、吸引器、高圧滅菌器、小児用体重計。

ユーザートレーナーの看護部長とワークショップエンジニアが各機器について概要をプレゼンしたあと、実際機器を触りながらの実習。
機器の種類は違っても、うちの病院でも見慣れた機器なので共有できる部分は多く、教えると同時に私もいい勉強になったかな。

私自身、ユーザートレーニングに重点を置き活動してきたとはいえ、慣れた病院、慣れたスタッフの中でぬくぬくとやってきたから。
保健省のドクターやシスターが来て、JICAの人も来て、そんな中で私のできることといったら何もない。
それでも、いろいろな病院の人たちと日本の皆様から送られてきた機器を目の前にしてあーなのこーなの、って言って。
私はただ機器の側で突っ立ってときどき口をはさむくらいで。エラソーなのに周りの人たちは聞く耳を持ってくれていて。
終わったときにはドーーーっと疲れが出たけれど(日々、どんだけさぼり過ぎ!)、すごく楽しかったな!


最後、私のしごとはいくつか簡易マニュアルを作って各病院で使ってもらえたらなー、と思ってます。
あとは、それぞれの病院に帰って機器が稼働してくれますよーに。。