ウガンダと暮らす  

ウガンダと日本の、日々の暮らし

Workshop meeting

2009-03-18 04:33:08 | ウガンダ / しごとのこと
わたしは、ソロティ県レファラル病院付属の医療機器ワークショップに勤務しています。

ウガンダでワークショップと言われてるのは、日本でいう臨床工学部みたいなものに近いのかなと思います。ただ大きな違いは、一つの病院だけに対応しているわけではなく、近隣の県の病院まで幅広くカバーしているところです。中にはケニア国境の渡航禁止地域にある病院までうちのワークショップが管轄していて、もちろんわたしは行けません。同僚のウガンダ人でさえも、危険を伴うし長旅になるので行きたくないと言ってるくらいです。

今まで、スペアパーツがなかったことと、ワークショップの車を修理に出していて交通手段がなかったことを理由に他病院を巡回していませんでした。やはり活動のほとんどはソロティ病院です。ソロティ病院は、近隣県の中核病院で、ワークショップもまたソロティ病院の下にあるような感じがします。

配属されてもうすぐ2ヵ月になります。この2ヵ月はとりあえず現状把握に努め黙って見てきましたが、やはりワークショップのシステムがなく、みんな(同僚は4人)個別に仕事をしているって感じです。なので、わたしもその時感じたことや思ったことはその場で言うけれど、それも個別に伝わり、一つの意見として全体が共有できない。まず、同僚の4人とわたしが揃うってことがない!
だから、みんなの前で一度わたしの意見を聞いてもらいたかったし、今それぞれが思っている問題点を共有したかったから、先月ぐらいからワークショップのメンバー全員でミーティングがしたい!と提案し、先週やっとマネージャーが動いてくれて、念願叶って昨日そのミーティングが開かれました!

当日は、時間通りではなかったけど全員参加☆(←かなり嬉しい!)
初ミーティングとあって4時間にも及びました。思っていたより、みんなが真剣にワークショップという部署の必要性について意見を出し合い、これから新しいシステムで改善していこうという志が伝わってきたので、すごく嬉しかったです。

わたしもこのチャンスを逃すまいと、数日前から言いたいことをリストアップしておいて、わたしから見たワークショップの印象なんかも伝えました。
わたしがこのミーティングで一番言いたかったことは、「わたしたちはチーム」ってこと。出勤時間もバラバラ。ワークショップには来ず直接病棟へ行って作業に取り掛かる。他のメンバーがどこで何やってるか全く把握できない。
そういう状況をわたしは改善したかったので、まずは現場へ行く前に朝一番にワークショップに顔を出すこと!
それから、病院側(各部署)とワークショップの連携が取れていないのでComplaint Formの使用を徹底させて、機器故障時の対応の手順を明確にする!
(これはいちよぉシステムがあるにも関わらず、なぁなぁでシステム通り行われていないためいろんな問題が生じているのを発見したので、マニュアルを作り各部署にもう一度アナウンスする予定)
それから、ワークショップのテクニシャンが何か作業をしたら記録しなければならないJob Cardを徹底すること!
(これは去年の分を今頃書いたりしている、それからJob Cardの記録がないのにレポートには記載があったりと内容が一致していないなどの問題点を発見したので、作業終了時そのとき記載することを提案)

などなどまだ他にもあるけれど、とりあえずわたしが提案したことは全部取りいれてもらうことができました。


最後に、このミーティングを月一回定期的に行っていこう、と彼らの方から意見が挙がったので嬉しかったです。そのことについても提案しようと思っていたので。

なんだか、同僚が分かる人たちで良かったぁ~・・・って妙な安心感が・・・。
今後、このワークショップがどんな風に変わっていくのか、とても楽しみです。
相当苦労しそうだけど・・。でも、彼らがわたしをただのボランティアだとよそ者のように見ているわけではなく、すっかりワークショップの一員として扱ってくれているってことを時々感じることがあって、それが嬉しくって、一緒に頑張りたい!って思います。


明日は、ワークショップの車も修理から帰ってき、スペアパーツも入手したので、いよいよ隣県の病院のオペ室に出動です!
ソロティ病院以外の病院へ業務上行くのは初めてなので、楽しみです。