高島平発・文化的居場所「ミストラル」への夢

地域をファッション・音楽・お酒の“文化”の力で元気に!……地元に文化的な居場所作りを模索しています。

“緑の街”高島平にも「HERO」を。

2007年09月24日 23時28分08秒 | ●美意識・ファッション・デザイン私的考察
昨夜の「ドラマレジェンド・HERO」をテレビで観られたでしょうか?

実は先週、上映中の「HERO」も観てきたのですが、中々良く出来たストーリーです。

昨夜のテレビの完結編と云っていいのでしょうが、両編とも中井貴一が重要な役をやっていて、映画のいろいろなメッセージ役になっている気がします。

テレビの中で中井貴一が殺人を犯した理由として、相手がタバコを海に捨てようとして、それが許せなかったと語るシーンがあります。
久利生公平たちが物的証拠のために、そのタバコの吸殻を探しますが、美しい北海道の自然の中で育った私にとって、中井貴一のセリフには非常に共感できる部分があります。

実際に荒川の堤防などを散歩すると、高島平は自然環境が恵まれているのに、ゴミの多さに悲しくなります。

小さい時に父から、自然の力で土に帰れない物は捨ててはいけないと、教えられたせいなのか、ゴミを捨てる道理にこだわりがあり、公共の場を汚す人の人間性には強い嫌悪感を覚えます。

自分の事しか考えない人に思え、人間の尺度として一番嫌いな部類なので・・・。

人間には周りに“染まる”能力があり、先に生まれた人は次の世代が良い環境に染まるよう、良い環境を残す“本能”とも云える義務があると思うのですが、その環境を無視する自分の事しか考えない人の遺伝子が席捲している気がします。

全体の何%の人のせいで、街が汚れるのでしょう?
その何%の人のせいで、次のゴミを捨てても平気な人が、何十%生まれてくるのでしょう?
ゴミを捨てる人はどんな親に育てられたのでしょう?

親の“本能”が当てに出来ない時代なら、教育の現場で受験のための勉強を減らし、次の世代のために“本能”の再教育にかなりの時間を、費やせねばならないかもしれません。

美しい景色、美しい街並み、美しいデザイン、美しい振る舞い・・・。
美しい物には疲れた心を“癒す”作用が宿っていると思います。

少なくとも都内では緑豊かな恵まれた高島平の自然環境。
今ここで育つ子供たちのために、次にここで生まれてくる子供たちのためにも、大人たちは「久利生公平」になる必要があると思います。
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