先日、横田めぐみさんの夫がDNA鑑定で韓国から拉致された金英男さんであることが発表されました。 北朝鮮による拉致事件に、金丸信の子分であった小沢一郎の意見を聞いてみたい気がする。
しかし、管と言い、小沢と言い民主党代表は北朝鮮に頭が上がらないようだ。管は辛光朱の釈放嘆願、小沢は第18富士山丸の時に北朝鮮に礼状を書いている。
小沢が好きな田中真紀子も金正男を捕まえたとき直ぐにも釈放している。
旧自民党系の議員に共通しているのが旧田中派は偶然だろうか。
マスコミはなぜ日本にとって肝心な東シナ海ガス田や、拉致問題をどのように解決するのか質問しないのか。小沢の考えを聞いて見たい。
しかし、管と言い、小沢と言い民主党代表は北朝鮮に頭が上がらないようだ。管は辛光朱の釈放嘆願、小沢は第18富士山丸の時に北朝鮮に礼状を書いている。
小沢が好きな田中真紀子も金正男を捕まえたとき直ぐにも釈放している。
旧自民党系の議員に共通しているのが旧田中派は偶然だろうか。
マスコミはなぜ日本にとって肝心な東シナ海ガス田や、拉致問題をどのように解決するのか質問しないのか。小沢の考えを聞いて見たい。
「 金丸以来進歩なし、小泉訪朝 」 『週刊新潮』 2004年6月3日号 日本ルネッサンス 第118回
前略
90年9月に訪朝した金丸氏らの目的は、当時無実の罪で北朝鮮に囚われていた第一八富士山丸の紅粉勇船長と栗浦好雄機関長の解放を求めることだった。また、有本恵子さんの母親の嘉代子さんは金丸氏に同行して北朝鮮を訪れる自民党幹部の石井一氏に恵子さんの消息を是非、北朝鮮側に尋ねてほしいと懇願していた。
嘉代子さんは1988年9月、恵子さんと石岡亨さん、松木薫さんの3人が、“事情あって”“平壌市で暮らして居ります”という手紙を受けとっていたのだ。
金丸氏らは、自民党、社会党、朝鮮労働党の3党共同宣言を発表した。共同宣言の文案は、日本側の準備不足のなかで、帰りの時間に追われてまとめられたため、北朝鮮の主張は十分に盛りこまれたが、日本の主張は反映されない内容となった。
そこには、日本の36年間の植民地支配について金丸氏が「深く反省する謝罪の意を表明」、この36年間と南北に分断された戦後の45年間について、日本が「十分に補償」する旨書き込まれていた。
しかし、最重要問題だった第一八富士山丸問題、紅粉、栗浦両氏の解放には、全く触れていなかった。北朝鮮が紅粉、栗浦両氏を不法に逮捕し、裁判にもかけずに有罪としたことの非は言及もされず、共同声明ではなかったことにされたのだ。
そのかわり、紅粉、栗浦両氏については、金日成、金丸、田辺の三者会談で口頭で触れている。金丸氏が金日成主席のカリスマ性に魅せられ感極まって泣いたことは周知の通りである。金丸氏が「泣けるような気持」になったと語った金日成主席との会談の席で、社会党の田辺誠副委員長は富士山丸の2人の解放について「(金主席の)大きな理解と寛大な決断に感謝します」と語っていた。
金丸訪朝団が帰国した翌月、小沢一郎氏と土井たか子氏らが自社両党を代表してピョンヤンに迎えにいく形で、紅粉、栗浦両氏が解放され、帰国した。が、そのときも日本側は北朝鮮の非を指摘することもなく、逆に「長年、日本国民をお世話して下さり感謝する」と礼を述べた。 そして、有本恵子さんについては、どの時点の対話でも全く、一言も、触れられなかった。
略
電脳補完録 金丸訪朝団の悪夢
1990年、膠着していた第十八富士山丸事件の打開のため「金丸訪朝団」が組織される。「第十八富士山丸の乗組員が帰ってくることが約束されなければ、私は行くわけにはいかない」と言う金丸は、石井一議員(現民主党)を先遣隊として派遣し、北朝鮮の意向を探った。この先遣隊によって「正式訪朝団の際に、北朝鮮が人道的見地から問題を協議し、早期に解決するものとの確信を得た。前途の希望を持てる心証を得た」として、9月に自民党・社会党の合同訪朝団が北朝鮮に向かった。(山拓・平沢が先遣隊か。確信、心証。)
結局、金丸訪朝団は、「戦後四十五年間の謝罪と償い」という主権国家として信じられない3党合意を結ぶ。そして、紅粉船長等の釈放に「前向きな回答」をもらうのである。翌、10月に自民党の小沢一郎幹事長と社会党の土井たか子委員長が平壌に出迎えに行き、ようやく釈放された。この時、小沢・土井の二人は以下のような「礼状」を書かされている。
『自由民主党と日本社会党はこれまで多年にわたり、第十八富士山丸船員の釈放のための切なる要請を行ってきました。この要請を考慮した朝鮮労働党の勧告に従い、今般、朝鮮民主主義人民共和国政府は、共和国の法律を侵害した罪で一五年の労働教化の刑罰を受け服役中の第十八富士山丸の紅粉勇船長と乗浦好雄機関長を人道的見地から大赦令を実施し釈放のうえ日本に返すことにしました。自由民主党と日本社会党は人道主義的立場から第十八富士山丸船員に対して寛大な措置を取られた朝鮮労働党と朝鮮民主主義人民共和国政府に深い感謝の意を表します。自由民主党と日本社会党はこの際、両名が共和国の法律を二度と犯さないようにし、帰国後、両名の言動が日朝友好関係発展に支障を与えることのないよう、あらゆる努力を約束します。』
北朝鮮が二人を不当に勾留したことを「正当」なものとして認め、「寛大な措置」に「深い感謝」の意を表しているのである。さらに、「帰国後、両名の言動が日朝友好関係発展に支障を与えることのないよう」、つまり紅粉船長等二人の口をふさぐという民主主義国家の政党の代表者として自殺行為とも言える約束までしてきている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます