一燈照隅

日本が好きな日本人です

主権回復の日は本当の「終戦の日」。

2012年05月06日 | 今日は何の日
四月二十八日は大東亜戦争に敗れた我が国に対する米国による異常な占領期間が終わって主権を回復した日です。


風さゆるみ冬は過ぎてまちまちし八重桜咲く春となりけり
昭和天皇 御製


主権回復の時に詠まれた昭和天皇御製です。

今年は主権回復から六十年になります。
終戦の日が近づくと反戦特集をこれでもかと組むマスコミも四月二十八日は静かなものです。
事実上の終戦は主権が回復した日です。
だからこの日が本当の終戦となります。

今を生きる若者達で四月二十八日の事を知っている人がどれくらい居るでしょうか。
学校でも教えていないか、さっと話して終わっているのがほとんどでは無いでしょうか。
たった六十年前の自分の国のことを知らないのは、これからの国を支えていく者立ちにとって不幸なことです。

極東軍事裁判(東京裁判)でインド代表判事であった、ラダ・ビノード・パール博士は講和条約に対して次のように言われました。

「独立国には四つの条件が具備されなければならぬ。

 ①国家の基本法である憲法は自分達の手で書く。
 ②自分の国土(領土)は自分達が守る。
 ③国家の祭祀・信仰は何びとからも干渉を受けない。
 ④師弟に対する教育も同様に、他国からの干渉を排除して、自分達の意思に基づく。

ところが日本の実情はどうか。
いまだアメリカから与えられた憲法の許で、日米安保条約に依存し、自国の防衛はアメリカにまかせている。
宗教も教育も干渉を受けている。
東京裁判史観という歪められた自虐史観や、アメリカナイズされたものの見方や、考え方が少しも直っていない。

日本人よ、日本に帰れ!とわたしは言いたい」


パール博士の言われた四つの条件、六十年前から何一つ変わっていません。

憲法は全くそのまま。領土は依然米国頼み。天皇陛下の靖国参拝は途絶え。教育には近隣諸国条項なる馬鹿げたものまでできる始末です。
良くなるどころか六十年前より悪くしていると言えます。

先の戦争で自らの命を特攻隊として国のため、郷里のため、家族のため散華した二十歳前後の若者達は今の日本をどう思われているでしょうか。
平和惚けしたままでは国がつぶれてしまうでしょう。

まずは基本法である憲法を改正することが早急に必要です。
ただ、最近は国民の間にも憲法改正の空気が以前よりも増してきていると思います。自主憲法の草案を発表する政党も出てきました。
これが一時的なもので終わらずに、真に憲法改正へと繋がるようでなければなりません。

次期総選挙の争点は、消費税増税でも原発問題でもありません。
憲法改正を問うべきです。






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