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教育勅語

2005年07月24日 | 日本の教育
             教育勅語
朕惟フニ 、我カ皇祖皇宗、國ヲ肇ムルコト宏遠二、徳ヲ樹ツルコト深厚ナリ。 我ガ臣民、克ク忠ニ、克ク孝ニ、億兆心ヲ一ニシテ、世世蕨ノ美ヲ濟セルハ、此レ我カ國體ノ精華ニシテ、教育ノ淵源亦實二此ニ存ス。 爾しんみん、父母ニ孝ニ、兄弟二友二、夫婦相和シ、朋友相信シ、恭儉己レヲ侍シ、博愛衆ニ及ホシ、學ヲ修メ、業ヲ習ヒ、以テ智能ヲ啓發シ、徳器ヲ成就シ、進テ公益ヲ廣メ、世務ヲ開キ、常ニ國憲ヲ重シ、國法ニ遵ヒ、一旦緩急アレハ、義勇公ニ奉シ、以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ、是ノ如キハ、獨リ朕カ忠良ノ臣民タルノミナラス、又以タ爾祖先ノ遺風ヲ顕彰スルニ足ラン。 斯ノ道ニ實二我ガ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ、子孫臣民ノ倶ニ遵守スヘキ所、之ヲ古今ニ通シテ謬ラス、之ヲ中外ニ施シテモトラス、朕、爾臣民ト倶ニ、拳拳服膺シテ、咸其徳ヲ一ニセンコトヲ庶幾フ。                                  明治二十三年十月三十日                                         御 名  御 璽



 私たちの祖先が、この日本の国の基礎を確立されたのは、遠い昔のことです。そして、徳をもって、生活の信条とされてきました。日本の国民は、昔から、忠孝一致の精神を道徳の根本として、心をいつでも一つにしてりっぱな成果をあげてきました。これが、日本の国柄の一番よいところです。そして、わが国の教育の根本も、この道徳の精神なのです。  
皆さん、先ず両親に孝行をすることです。また兄弟姉妹は仲良くしなければなりません。夫婦は円満に、友達同士はお互いに信じ合うことです。自分自身に対してはいつもつつしみ深く厳格にし、他人に対してはなるべくゆるやかにしてあげて、愛情を持つようにしましょう。よく学び、自分の仕事は一生懸命覚え、そして知識、才能を積みかさね、人格を完成させてください。更に自ら進んで自分の生まれたこの社会に奉仕し、まじめに自分の仕事に喜びと誇りをとを持ってください。常に憲法の根本精神を大切に生かし、法律をよく守るようにしましょう。もし、万が一、わが国になにか非常事態が起きたら、愛する祖国と家族のため喜んで勇気をふるって身を投げ出し、そして、未来永遠につづく日本の国の生命を守る気概をもちましょう。  
以上述べた徳目をよく守れば、それが日本人として忠良な国民となるわけで、またあなた方の祖先の実行されたことと一致するわけです。  
この道徳観は私たちの祖先の遺された教えで、そしてまた現在ばかりでなく、子供達とか孫まで伝えて実行すべきことです。この考え方は昔も今も、また洋の東西を問わず正しいものと思います。私もあなた方国民と共に進んでこの教えを守り、そして皆で、この徳を身につけて実行するようにしましょう。
明治二十三年十月三十日
御名 御璽


旧西ドイツのアデナウワー首相は、自分の部屋に教育勅語の訳文を掲げていました。 当時日本から西ドイツに行った国会議員が教育勅語を見て、あれは何ですか?と言った笑い話のような事実があります。

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