一燈照隅

日本が好きな日本人です

これからも美しい国へ。

2007年10月05日 | Weblog
テレビにいろんな大学教授がコメンテーターとして出てくることが多くあります。
その中で大阪学院大学の國定浩一教授がいます。
この人は関西では、阪神タイガースの熱狂的ファン(応援団)として有名です。特にジャケットの裏地がタイガース柄なのも有名ですね。
この國定教授が、安倍首相が主張した「美しい国日本」について以下のように述べています。



安倍首相は就任時から「美しい国」を創るということを掲げてきましたが、評論家などは、中身がないとか空虚だと批判していました。それは当たっていません。私は一貫してこの安倍構想に賛意を表してきました。安倍さんは退任されましたが、この方向は生かしたいものです。

施政方針演説などをしっかり読めば、安倍さんの考えがはっきりと読み取れました。首相は目指すべき「美しい国」の一つに「文化・伝統を大切にする」ことを挙げ、「規律を知る国」という一語を付加していました。
そうです。この「規律」という言葉こそ、今最も軽視されてきつつあるものなのです。21世紀に入ったころから、わが愛する日本の国は「カネ」がキーワードとなる卑しい国に成り果ててしまいました。「カネさえあればなんでもできる」とか「カネ儲けがそんなに悪いことですか!」と臆面もなく天下に公言する若者がヒーローになりました。政治や経済の世界もそれを咎めるどころか、サポートとして支援し、称えました。
そこに危機感を抱いて登場した安倍首相は、象徴的に「美しい国」を掲げたのでしょう。そして最重要政策に教育改革を据えました。

私は、学生に対してクラスであらゆる機会をつかまえて、「カネは汗を流して稼げ」と伝えています。
それ以外の方法で手にした「カネ」は身につかぬとも。
カネが最優先される世の中は、荒れます。何でもあり、になってしまいます。(上は大臣までも。)マナーが軽視されています。
電車に乗ってみれば、床に座り込む若者、恥ずかしげもなく化粧に集中する女性、モノを口にする(というより食事をする)のは普通、おにぎりはもとより、すしやさしみさえ堂々と電車の中で……。
(略)
余談ですが甲子園球場の様子をご紹介しましょう。
甲子園のライトスタンドは、試合終了後ゴミは残されていません。若い男女が皆自分たちのゴミを袋に入れて出口近くにある集積所にまで持って行っているのです。これは一日にしてなったものではありません。私は阪神タイガース私設応援団のメンバーですが、団員は自分の目に入るゴミは全て拾い上げ、ポケットに入れるということを実行してきています。
通路を歩いていても端々まで目を配り、拾いに行きます。風船も。それを見ている若者は自然にその習慣に自分たちも加わってくれるようになりました。
美しい国は、身近なところからです。


安倍元首相の事を理解していたのは、保守と言われる人よりも反日左翼の人達だったのではないでしょうか。
だからこそあれほど露骨に、安倍首相のネガティブキャンペーンをおこなったのです。
それに公務員改革をされては困る勢力が加わって、小さな事も大きくしていったのです。

日本人は気の短いところのある民族です。何事も直ぐ結果が出ないと気が済まないところが有ります。
その例となるのがプロ野球の監督ではないでしょうか。
最初は期待して3年契約を結びますが、良い結果が出なければ1年や2年で首になります。ちゃんと最後まで見ようとしないところがあります。
よほど駄目なら納得もしますが、そんな事に関係なく行われます。
これは日本のどの世界でも通じることです。