NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

久しぶりの間伐作業 (1月18日)

2014年01月21日 | 間伐
前回の活動日に現地調査した、森の入り口西側斜面で間伐作業を行いました。
久しぶりに急斜面を機材を担いで登り、尾根から下方に向かって間伐開始です。


ヒノキ林での間伐は、ほとんど掛木処理が作業の大半を占めます。
今回も同様でした。
小径木で自重が軽いこと、枝に粘りがあること。
そしてもちろん木が密集し過ぎていることが原因です。
でも、狙った方向に正確に倒すことが如何に大切かを身を持って知り、間伐作業の良い訓練になります。

掛木処理の基本は掛木を回すことです。
フェリングレバーで試みます。
しかし、なかなか上手く行きません。
たちまち体が熱くなり、氷点下の気温でも汗が流れ始めます。
この作業で息を切らせて汗を流せば、間違い無く正確に木を倒そうという意識が根付きます。



昼食では焚火で焼いた餅と湯に溶いた小豆のお汁粉と、焼き芋が事の他美味でした。
焼き芋は少し大きめでしたが、外がまったく焦げずに中まで火が通り、甘さが際立っていました。
焚火での焼き芋は、何度焼いても驚きの旨さです。

午後からは小屋の周りの杉を間伐しました。
ヒノキとはまた違う感触です。




カン、カンと聞こえる音は、楔を斧で叩き込む音です。
倒れた木の舞い上げる突風に思わず後ずさりしました。



森が明るくなると、ぐっと背伸びをしたくなります。

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